燃費データ偽装

2016-05-23 11:04:36 | タナカ君的偏見
 暫く前には他所の国の車での排ガス対策での不正が明るみに出たと思ったら、 最近は三菱自動車が軽自動車の燃費データ偽装が露見して、 ついには業績悪化で企業存続騒ぎにまで発展し、日産に助けてもらう騒ぎになった。 そして僕が乗っている車の会社の車も、 何やらデータの計測あるいはデータの扱い方に対する問題が取り沙汰されている。

 僕の乗るスズキ・ワゴンRの利用状況はと言えば、 高速道路を一定速度で走行して目的地に着き、 その後は一般市街地(と言っても行き先は地方都市だから交通の流れはスムースな場合が多い)での走行だ。 さらには乗車人員は定員の半分の2人以下の場合が大半だからか、 燃費はカタログ値(21km/リッター)に近い値になってくれる。 だから「目くじら立てて騒ぐ気持ちにもならない」ところがある。

 しかし、 「車の走行性能や環境性能がらみの検査は車メーカーの裁量(あるいは好き勝手)がまかり通る世界だったのか」と少々あきれ、 「車の評論家や雑誌もそんな面ではメーカーの御用達ってところなのか?」 と想ってみたり、 かっての生活用品に対する「暮らしの手帳」誌の様に、 「車も本当の意味でユーザーサイドの視点で評価・判断材料を与えてくれる物があっても良いのに」と思うのだ。

 スズキの発表では、 燃費測定に使用する走行テストコースの路面状態や気象条件がメーカー毎に異なっている。 だから「計測した生データに補正を加えて公表数値として出している」なんて話を聞いちゃうと、 「そりゃ、不味いでしょ、 少なくとも国内各社は共通のテストコースを使ってデータを採り」、 「気象条件など外的条件に対する補正だって、公明正大にやってよ・・・」 と思いますがね。
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