North Dome トレイルから見える Half Dome
Yosemite国立公園滞在2日目、 この日の目玉はHarf Domeを基準にすると、 渓谷を挟んで対峙し、 東西に延びるU字谷を北側から見下ろせる位置にあるNorth Domeへのハイキングだった。 途中にはIndian Rockと呼ばれる岩塔を乗せた尾根も見どころとしてあるハイキングコースなのだが、 渓谷の南に位置するGlacier Pointに較べると車の通る道路から大分歩かなければならない。 そのために、訪れる人数は圧倒的に少なくなる。 また、このトレイルは Tioga 道路とも呼ばれる車道脇のトレイルヘッド(駐車場やトイレ有り)からは Yosemite Falls 経由で渓谷へと下るハイキングルートと重なりがあり、 他のグループの様子を見ると、 North Dome よりも Yosemite Falls を目指す人々の方が多い感じを受けました。
計画当初の打ち合わせの時に同行メンバーから 「Tioga道路のドライブも興味が有る」 との意見もあり、 それを叶える具体案として North Dome へのハイキングと組み合わせた計画にしたのです。 過去にラスベガスから Death Valley 経由で Tioga 道路をヨセミテに下った経験では道路だけ走っても、 Tioga 道路がそれほど興味あるルートとは感じませんでしたからね。
Tioga道路 トレイルヘッド トイレ
Tioga 道路脇の駐車場からはきちんと整備されたゆるい下り坂となります。 やがて道はほぼ平坦となり、樹林の中の道が続き、
林床更新が目立つ樹林帯
小さな細い流れも3つほど渡りました。
道はIndian Rock のピークから North Domeへと続く尾根筋への上りへと変化しますが、 登りと言っても30分もしないで上りは終わり、 平坦に近い尾根筋が先に続きます。
やがて樹林が切れると花崗岩が露出した地肌の尾根筋が North Domeへと伸びて下って行くのが見渡せます。 期待したHarf Domeの眺めも逆光と薄い煙りに纏わりつかれたヨセミテの山々の眺めは写真の写りも悪くて残念な想いが強かったです。
このノースドームへと下っている尾根筋を見ると 「登り返すのが面倒だな」、「あそこまで行って、 Yosemite Valleyを上から見たって、 Glacier Pointからの眺めと違いはほとんど無いだろう・・・」 そんな怠け心が出て来て、 View Point として知られた地点で腰を下ろして昼食休憩した後は戻る事に決めました。 体力的にはNorth Dome往復も厭わない体力保持者のF君だけ、 ノースドームへと一人進んで行きました。
戻り道、 Indian Rock への分岐からは、 それを見物すべく登って行った。 そこまではハイカーも訪れる人が多い様で、 道もしっかりしていました。 そこには岩のテッペンに登り、 有名な橋の上を(薄い岩が太鼓橋状態になっている)恐るおそる渡って遊んでいる先行パーティーの姿がありました。
Indian Rock
Indian Rock側面、
正面から見た幅と較べると極めて幅狭な構造だ
当初は Indian Rock の山頂まで登る気持ちもあったのですが、 僕はまたもや、 そこで沈没。 妻とFくんの奥さんだけ山頂目指して進んで行きました。 そんな彼女達が戻る少し前に North Dome往復を果たした F君が地面に寝転んで休んで居た僕の所に到着。 なんだか僕は登山ダメダメ人間に堕落してしまった気分です。 いや 「気分だけじゃ無くて、 実際の体力的な物も低下しちゃっている」 そう白状して置きます。
おまけの写真
松の木を痛めるキノコ
松を痛める昆虫の卵嚢
ヨセミテで見られるトレイル指導標
表示文字は金属板を切り抜い描かれている。
NORTH DOME 2.6 数字はマイル
YOSEMITE FALLS 6.4
YOSEMITE VALLEY 9.5
ノースドームトレイル
黄色いピン (お気に入り登録:Google Earth)
Yose11 トレールヘッド
Yose19 ノースドーム
Yose21 IndianRock 山頂
標高断面図はIndian Rockの山頂を通過する南北線上の標高データで、 それはNorth dome山頂へ向かう尾根筋とは異なっている