カメラの外部電源化-4

2018-04-16 07:04:51 | 雪の結晶撮影
 OLYMPUS OM-Dの電池部分に外部から電源供給するための記事を以前に書いた。 それを見て問い合わせ投稿があったので追加した。 当たり前のことでしょうが改造は自己責任でお願いします。

 なをコメント下さった[nakanaka]さん質問

記事中の二つ目の写真で、+赤は下側、-黒は上側だと思いますが、黄はどのように接続されているのでしょうか?


そっけない回答
 白と黄色は電気的に直結しています。

 黄色の先端は基盤のマイナス端子部分に半田付けしています。




詳細な回答

  改造電池モジュールは中国製の互換バッテリー(価格千円台)を分解してプラスチックケースと出力コネクタとなるプリント基板を使用して製作しました。


使用した互換バッテリーに使われていた
プリント基板


 入手するバッテリーの内部から出てくる基盤は端子の配列は除いて、 細部の配線パターンはメーカーによって違いがあると思います。 

 改造の基本は外部電源からのプラスとマイナスの2本の線を電池モジュールの+端子と-端子に接続する事です。 上のプリント板の写真で言えば、白色のシルク印刷されている [P+] [P-] 部分です。


 製品のLi電池の内部では電池とプリント基板間の接続は幅のある薄い金属板を使用した、かなり丈夫な接続でした。 そこをニッパーで切断して電池を取り外しました。 そのニッパーで切断して残った金属部分を外部からの配線の中継端子と見立てて使用したのです。 理由は外部からのケーブルに強い力が掛かった時に、 プリント板の接続箇所の薄い銅箔パターンでは千切れる危険性があると懸念しての事です。



 もっとも、それを防ぐために外部電線を引き込む箇所に結束バンドを使用して、ケーブルを引っ張る力を加えてもプリント板へ力が掛からない対策はしましたが。

 そんな訳ですから、 黄色い線は本来不要かもしれません。 外部からの白い電線を長くしておいて、 それを直接電池ユニットのマイナス出力コネクタ部分に接続するだけでもOKか?。

 このことに対してですが、 僕は用途の判らない[T]や[S] 端子などの事を考えると、 プリント基板内部の電子回路を動作させ続けた方が良いのではないかと考えました。  それで基板のマイナス側の引き込み部分へ一旦外部電源のマイナスの線を接続。(こうすれ事でプリント基板上の回路は今まで通り動作し続けてくれるでしょう)、 そこから、カメラへの(ー)出力端子部分へ黄色い電線で接続する方法を採ったのです。
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