夏の想い出  折りたたみ 式 ルーペ

2019-06-23 09:06:19 | タナカ君的日常
 手のひらに乗せた折りたたみ式のルーペ。 これは去年の夏の思い出だ。

 夏の暑い時期、 僕は友人の持つヤナ場の山荘に1ヶ月ほども世話になっている。 その期間の暇つぶしには山荘周辺に茂り過ぎた樹を伐り倒すなんて事もあるのだが、 他に大町市内のアルプス囲碁村会館で週に三回行われる囲碁の対局への参加もある。 そこで知り合った囲碁の師匠は簗場からほどちかい木崎湖北端の海ノ口地区にお住まいになっている。 囲碁村会館での週に3回だけの囲碁の対局はだけでは物足りないし、 囲碁の腕前を上げたい気持ちもある僕はほぼ毎日の様に師匠の家にお邪魔する。 そこには寒い冬の時期にもお邪魔することもあって、 適当な降雪があれば持参した雪の結晶撮影装置をベランダに設置して撮影を始めたりしてました。 だから師匠は僕がそんな事をするのを見ていて、 安物のプラスチック枠の虫眼鏡を使っているのも見ていたことでしょう。

 去年の夏の滞在を終えて東京に戻る日が近くなったある日、 師匠の所に囲碁を打ちに行った帰り際、 近々東京に戻る話になりました。 すると「そうだ、お前にあげたい物がある」、「もう、俺が持って居るよりもお前が持って居たほうが似合う」 そんな風に言いたがら手渡してくれたのがTop写真のコンパクトに折りたたむことが出来るルーペでした。

 夏の思い出は遥かな尾瀬だけではありません。 僕には師匠から頂いた折りたたみ式ルーペも夏の想い出なのです。
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