ハイレゾショットへの対応@撮影装置8号機

2019-06-06 08:17:51 | 雪の結晶撮影
8号機全体セットアップ

 撮影装置8号機に組み込んだデジカメ OM-D EM-5Ⅱは高画素化機能を備えている。 その性能は自動的にだが、シャッターを数回切る間に撮影対象とカメラの位置関係が静止している必要がある。

 雪の結晶撮影装置8号機では持ち運びの容易さを目的にして、試料ステージユニットとカメラ本体を組み込んだカメラユニットの2つを分離した形をとっており、 撮影時にはベースユニットの上にカメラユニットを単に載せて置くだけで使用していた。 その状態では シャッターボタンを押す時に、 カメラユニットが動く可能性があったので、 2秒のタイマー遅延を入れてシャッターを切っていた。



 ところでEM-5Ⅱカメラ本体のユーザーインターフェイスではハイレゾショットモードに設定すると、 事前にシャッターを切る時のタイマー設定が使用出来ない(?)作りになっているため、 試料ベースユニットとカメラユニット間をガッチリと結合出来る構造にする必要性を感じました。

 そのための具体策ですが、 ベースユニットのL形アルミ材の側面2箇所から尖った木ねじの先端が飛び出す様に取り付け、 カメラユニットの右側壁をその木ねじ先端に押しつける構造に改修しました。


ベースユニットの右から突き出た木ネジの先端


 その飛び出した木ネジにカメラユニットの側壁を左側から押し付ける力はカメラユニットの左側壁とベースユニットの左側ガイドの間に書類挟みを押し込む事で発生させたのです。


書類挟を挿入した様子

 ところで雪の結晶撮影ではカメラシステムの構造的な頑丈さも必要だけど、複数枚の撮影時間(5秒程度を想定)の間には雪の結晶の融解による形状変化もあるから、 ハイレゾショットモードの効果は実際の雪の結晶を被写体にして撮影してみないと判断出来ません。  「早く12月にな~れ」 と心待ちにしています。 
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