クルミの割り方

2019-12-12 08:45:10 | タナカ君的日常
 義弟の所に所用が有って出掛けて来た。 帰りには沢山の銀杏とクルミの実をお土産にもらって来た。 その他に最近知ったらしい「クルミの殻の割り方」を教えてもらった。

 僕の山菜採りの師匠でもある義弟。 家の陽の当たる軒下には「この秋に拾って来た」と言う


ギンナンの実が沢山干してあった。 臭い皮を剥がし、水洗いを済ませ、綺麗にした物が天日干しされていたのです。

 クルミも沢山あって、 「去年のやつもまだ残っているし、 欲しいだけ持ってってくんない」 と上州弁で言われるままに我が家だけでは食べ切れないほどの分量を土産に貰って帰って来ました。

  クルミの硬い殻の割り方

 義弟の家には専用のくるみ割器も有るのですが、 「数が多いと手が草臥れちゃう」との事。 そして今年見たテレビ番組で知った、 金槌を使って殻を割る方法を試したところ 「楽に割れる」 と実感したみたい。  そのやり方を教えてくれた。


クルミの割りの方 実習中。


用具 : 金槌、 表面に小さな凹みのある石(漬物石)

手順 

1. 三本指でクルミの実をつまむ。
   尖った方を下に向ける。

2. クルミの尖りを石の凹みに押し当てる。

3. ハンマーでクルミの上面中央部を狙って打撃を加える。

 この時の打撃の加え方にコツがある。
 ハンマーを持った手で力任せに打撃を与えては駄目。

 10cm ほどの高さからハンマーの重みで自然落下
 させる感覚で打撃を加える。*1

 力任せでは殻が壊れ過ぎます。

 適度な打撃では 「ピシッ!」と小さな音が聞こえ
 殻の合わせ目に割れが生じます。

 そんな割れ目が出来れば2つに分離するのは
 簡単でしょう。 これで綺麗な果肉が取り出せます。


*1 打撃のコツ 

 金槌の重さにも依ることですが、 振り上げたハンマーの自然落下で打撃を与える感覚でハンマーを打ち付ける事です。

 これは薪割りの際に振り上げた薪割りの柄を掴んだ手に力を加えて強い打撃を加えて樹を割るのでは無くて・・・

 ”柄を掴む手は薪割りの刃先が対象物の目標位置に向けて正しく誘導する” そんな薪割りの際の極意に通じる所がありました。

 帰り道にクルミ等を手渡すために立ち寄った山仲間のSさん、自宅の庭先に転がっていた凹みのある適当な石を使用して、 そのクルミ割りの極意をすぐに体得し、 「ホーッ、 なかなか良いね」と言ってましたよ。
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