経験を優先しがちな高齢者の話 日帰り温泉施設で

2022-12-26 20:19:12 | タナカ君的 日常

 草津温泉からの帰り道、 渋川手前の小野上温泉に立ち寄り入湯した時の話です。 僕は入湯を終えて脱衣場で衣類を身に着ている最中に出会った高齢者。 背中には少し大きめなデイパックを背負っていたから僕と同じ様に他所からの旅行者らしい。 そして立ち並ぶローカーの番号を確認しつつロッカーの周辺を何度も行き来していた。 「何やってるんだろう? どんなロッカー探しているのか?」 野次馬気分で話しかけてみた。 

 

 小野上温泉では履物を入れたロッカーのキーを受付に差し出すと、そのキーを預かってくれて、 代わりに退出の際に靴箱のキーを受け取るための番号付きの腕輪を渡して呉れるのだが、 僕に見せてくれたのはその腕輪だった。 それが判ったから「それは靴箱のキーを受け取る時の番号ですよ」、「ここの脱衣場のロッカーは空いている場所ならば、自分で選んで使えばよい事になってますから、 番号を探し回ることは必要ありませんよ」と教えてあげたことがありました。

 

 その事があった時はどうして脱衣場で使用できるロッカーが番号指定されていると思い込んだのかな? と軽く考えただけで終わったのだが・・・  今日、 立川市に隣接した武蔵村山市の「かたくりの湯」に出かけた時に件の疑問が解けました。 カタクリの湯では受付を済ませた後で手渡される腕輪は脱衣場のロッカーを解錠するキーそのものでした。 「あー、 成程ね、 小野上温泉でロッカー番号を探し回っていた高齢男性、 過去に利用した施設では利用した際に脱衣場のロッカーが番号指定された経験を持っていたんだな」と納得しましたよ。

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