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8月1日という日

2021-08-01 | 変形性股関節症
8月1日です。

私にとって1年で一番思い出の多い月です。

7年前の今日、強い覚悟を持って新幹線に乗り込みました。

前夜、病院からの電話で、「午前中には受付を済ませてください」
ぎりぎり間に合って入院手続きを済ませ、病室に案内されるとすぐに昼食

友人が付き添ってくれたので、彼女と一緒にデイルームという、来客と過ごす部屋で
最初の病院食をいただきました。



なかなかおいしかったことを覚えています。

手術前はすべて完食でしたが、術後は何を食べても美味しくない
病院食は飽きたとわがままになり、看護師から何でもいいから食べてと懇願されたほど
食欲が落ちてしまいました。

お見舞いに来てくれた皆さんが持ってきてくれる食べ物だけが楽しみで
これでなんとか体力を保っていたような・・・

話が現実的になってしまいましたが、今日という日は入院日というだけではないのです。

付き添ってくれた友人と一緒にランチと書きましたが、
彼女こそ、この秋に三回忌迎える友人Sさん

当日は千葉県の館山市から朝一のバスに乗って横浜まで
そこから私に付き添って大阪の枚方市まで

私が落ち着くのを確認して、故郷広島に向かったのです。

広島からの帰りも、大阪に近づくにしたがって私のことが気になり途中下車
わざわざ術後3日目の様子を見に来てくれた・・・

本当に優しい人でした。大好きでした。

その彼女がまさか病魔に侵されていたとは・・

あんなにしてもらったのに私はいったい何ができたのだろう・・

今日という日が来るたびに、悔恨の情にかられるのです。

彼女はもういません。もう何もしてあげられない

私にできることは、自分の命が終わるまで彼女に感謝することと
私自身が元気でいること

医師団の的確な診療と、多くの皆さんからの激励、そして、Sさんから受けた温かい気持ち
それらのすべてが今も心の支えです。

長い人生、いろいろあったけど、自分にかかわってくれる
すべての人に恵まれていると言うことはなんという幸せなことでしょう。

11月5日の命日と同じくらい、Sさんを思う今日という日です。


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