昨年の8月4日、両股関節を人工に交換するという大きな手術を受けて
丸1年
正直、66年間生きてきてこんなに早いことはなかったのではと思うくらいあっという間に過ぎた1年でした。
9月1日の退院、11月の3か月検診、厳寒の2月、半年検診、そして今回の1年検診
その間、5月には9か月検診もあったのですが、ここまで順調に来たことと、遠方だからという事情でこの時期はパス
前回2月の、最高に寒い日に比べて、今まさに熱風騒ぐ大阪に一人旅立ちました
8月10日の出発時の恥は既に報告済みですが、
ここから翌11日午前の検診を挟んで、昼、夜と合計6回もの友人との再会、会食、もしくはお茶の時間
題名の”お礼参り”
去年の入院中に何度も何度もお見舞いに来てくれた友人たちに、そう、術後の1番悲惨な時期を見続けてくれた友人たちに
「おかげさまでこんなに元気になりました」その一言が言いたくて・・
決してやくざさんのお礼参りではありません。
日時は限られているので、こちらの勝手で再会スケジュールを組んだところ、皆さんが快く承諾してくださって
無事全日程をクリアできました。
ご協力をありがとうございました。
8/10(月)午前11時ころ到着の新幹線で新大阪に、地下鉄と京阪に乗り換えて天満橋駅へ
こちらでは2月の半年検診の時ご自宅に宿泊させてくれたTさんと会いました。
半年ぶりです。
2月のころよりますます元気になった私に驚いていました。
お互いにそれぞれの家庭のことを語り合い、ランチして、お茶して
来年の再会を約束して別れました。
その日の夜は、翌日の検診のために枚方市で常宿にしているホテルにチェックイン
昔の職場仲間、やはり沿線に住むSさんが、居酒屋を予約しておいてくれました。
なんとそこに彼女の3女、Kちゃんが、横浜で勤務時代、まだ保育園児だった頃
時々お母さんに連れられて来た彼女に会っていましたが、大人になってからは初めて
その顔に面影はあるものの、身長168cm、体重50kgというスリムな体はモデルさん並
その子とお酒を飲む日が来るとは、年月の経過を感じました。
Sさんも同年代としてはすらりと背が高い人、ホテルへの帰り道、ツインタワーに挟まれながら
ギリギリまで楽しい会話が続きました。
翌11日、ホテルを8時半ごろチェックアウト、駅の反対側へ徒歩5,6分病院に到着です。
受付を済ませて、すぐに1階のレントゲン撮影へ
前回はここで30人待ちだったのですが、今回はレントゲン技師の方が暇を持て余してるって感じで
暑いから皆さん敬遠してるのかしら?
ほんと、暑いです。やっぱり横浜より暑い
分かっていたつもりですが、去年は病院の中でしたからね。
思ったより早く終わったので、診察まで余裕が、朝食がまだだったので病院内のドトールでモーニング
ブレックファーストではありません、関西はどこまでもモーニング
サンドイッチとコーヒーをいただきながらメールを
今は川崎に住むAさん、検診をこの日にしたのはAさんから「せっかくだから同じ日にしてください、久しぶりに会いたいし」
Aさんも私と同じルートで飯田先生を紹介され大阪まではるばる来た人
12年前、4歳と2歳の男の子をご主人に託して2か月の入院生活を送っていました。
初めて会ったとき、その事実に私が泣き出してしまい、いまだにそれが話題になるのです。
彼女は30代で手術を受けましたから(棚形成の手術は通常初期段階で遅くても40代まで)
年齢的にもまだ軟骨がすり減ることもないので、今回も良好とのこと
よかったです。
毎年、8月に検診に来ていましたが、たまたま去年私が入院していた時は、その前年に2年後でいいと言われたため
検診がなかったのです。
毎年だったらお見舞いに行けたのに・・と
川崎と横浜ですから会おうと思えば、なのですが、子供さんの受験やなんやらで、しばらくぶりの再会でした。
さて、私の検診ですが、まずは執刀医のU医師から
レントゲンは異常なし、見た目も順調だし、脚の曲がり具合、開き具合も問題なし
こうなると
自転車の話しかないのですが、脚を上げてまたぐとき、違和感がなければ構わないとのこと
後はやはり転倒による骨折です。
人工股関節はかなり丈夫なので、少しくらいのことでは折れたりしないそうです。
ただ、それが入っている大腿骨本体が折れてしまったら・・・大変なことになる
そんなことを聞くと恐ろしいですけど、歩いていたって、原チャリでだって転んだらそれは同じ
結果は自分持ちと言うことでしょうね。
その後だいぶ待たされて飯田先生のところに
先生は来年この病院を退職されるようです。と言うことは泣いても笑ってもあと1回
笑えないわ・・きっと泣いてしまう
「僕がいなくなったらどうする?」と聞かれましたので、
「このまま通います。執刀医のU先生がいらっしゃることだし、ただし私が通える間だけですけど」
この際横浜の病院にと言う選択もありますが、幸い執刀医はまだ40歳代、
過去のカルテもあるし、やはり症状を1番わかってくれているところに来るのが安心
それに、それに、こちらの友人たちにも会えるし、ついでに観光もできるし・・
もちろんこれからもずっと順調、ってことが前提ですが
ちなみにAさんは飯田先生から神奈川方面の病院を紹介してもらうそうです。
飯田先生の紹介なんて・・どちらの病院の先生方もきっとしっかり診てくださることでしょう。
二人でランチしましょうと約束したまま、私は最後のスケジュール、リハビリセンターに向かいました。
理学療法士のH先生と半年ぶりの再会、ベッドに寝て開閉具合を診てもらったのですが、
入院時と同じマッサージとリハビリを受けながら、当時のことが思い出され胸が熱くなりました。
思えば入院時で1番楽しみだったのがこのリハビリセンターに通う時間だったかも
この日も入院中の方が何人かリハビリがんばっていました。
景色も懐かしい
検診を受けにくると毎回、すでに手術を受けた方、これから受ける方・・様々な方との出会いがあります。
今回はまず飯田先生の診察が終わって、なんとなく暗く不安な様子の奥様
「股関節ですか?」
飯田先生に診ていただいたのだから股関節に決まっているのに聞きました。
すると「はい、来月」「どちらか片方を?」「いえ、両方同時に」
あらら~ここまで聞くとおせっかいおばさん、大阪のおばちゃん化している横浜のおばさんは黙っていられませんわよ
「大丈夫ですよ、私も去年の今頃は入院中、両方同時でしたけど今ではこんなに元気になりましたよ」
彼女の表情が変わったのがわかりました。
すると、すぐ後ろで黙っていたご主人、これはこれはと急に話しかけてきた
不安なはずです。私のように12年前に1度経験があって、それからずっと、いつかはきっとって思ってたのとは違います。
その後何度も不安な気持ちを訴えてきましたが、その都度私が話せるすべてのことを話しました。
いい加減なことは言えませんから正直にすべてです。
もちろん彼女の表情が最初より柔らかくなったことは確かです。
自分が不安な時、経験者の話を聞くのが1番、それも元気になった人の話をね。
ってことで「案ずるより産むが易しっていうでしょう 大丈夫、すべて医師団にお任せして」
それでも不安は仕方ないです。
でもきっと手術して良くなっていく過程で私のこと思い出してくれるはず
来月入院だそうです。頑張ってくださいね。 手術成功をお祈りしています。
すべての検診が終了したのは午後1時半過ぎ、Aさんと病院内のレストランで食事をして
今度は神奈川で会いましょうと約束してお別れしました。
さあ、この後はお待ちかね、もとさんと会いますよ
枚方市駅に着くとタイミングよく特急列車が、これ↓もとさんのブログにもありましたね。
偶然にも乗ることができました。
このあと楽しい夜の時間に続きます。