大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

4/25 今日の渡りは低調。

2016年04月25日 | Weblog
 今朝は、戦の後のように静かになった大阪城公園。

 南外堀の教育塔前の藤が見事に咲いている。ツツジも各所で。歩く先々で咲いた花を目にするが名は知らない。
 名は分からないが、美しさは分かる。

 鳥影も薄く、時々立ち止まって花を愛でながら歩く。いい季節。

 金・土・日と3日間は素晴らしい渡りの当り日だった。しかし今日は一転し、夏鳥の声も姿も少ない。

 キビタキは、市民の森・梅林南側上桜広場・梅林・太陽の広場東の森で計♂4羽。
 オオルリは、♂・♀音楽堂西上、♂・♀梅林南側上桜広場。

 エゾムシクイ・センダイムシクイ各1羽市民の森でさえずり。

 コルリは音楽堂西上でさえずりと、短時間姿が観察される。
 クロツグミ♂が沖縄復帰の森で1羽。
 ツバメもみじ園上飛翔2羽。

 昨日は梅林南側上桜広場でヨタカが出た。ちょうど日本野鳥の会大阪支部の定例探鳥会の日で、参加者を含め述べ100人を超える人が楽しんだ。

 ヨタカは夜行性のため、基本的には昼は木にとまって動かない。昼ごろに見つかって以後、6時53分に飛び立つまで7時間以上も、見放題、撮り放題。

 この日の探鳥会に参加した人は運がいい。
 大阪城公園でヨタカは春秋の渡りに見られ、これまで延べ50羽ほど、大まかには年間2羽程度観察されている。

 昼間は動かないので見つけにくいが、いったん見つかると夕刻まで動かないことが多く観察や撮影は容易。

○ヨタカは全国的に減少傾向。絶滅が危ぶまれている。(ヨタカ目 ヨタカ科 ヨタカ属)

・国 : 日本の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブック 鳥類(2014年 環境省自然環境局)
 準絶滅危惧NT(存続基盤が脆弱な種)

・近畿 : 近畿地区 鳥類レッドデータブック(2002年 近畿鳥類レッドデータブック研究会)
 絶滅危惧(繫殖個体群)

・大阪府 : 大阪府レッドリスト2014 (大阪府環境農林水産部)
 絶滅危惧Ⅱ類VU(大阪府において絶滅の危険が増大している種)

 飛騨の森で営巣していたコゲラはダメだったようだ。先日はすぐ上にスズメがとまっていて悪い予感。今朝はその穴にスズメが出入りしている。

 シメは梅林で1羽。
 ツグミは梅林や城南地区で計4羽。
 シロハラは計8羽。

 アカハラは梅林、元射撃場で6羽。
 ウグイスが元射撃場、一番やぐら、豊国神社東でさえずり。
 
 西外堀のバン1羽、今日も石垣で休む。
 キンクロハジロは8羽。
 コガモ♀が1羽内堀。

●今日の可愛い鳥たち。
 シジュウカラ、シロハラ、エゾムシクイ、キビタキ、ツバメ、オオルリ、コルリ、シメ、ツグミ、アカハラ、センダイムシクイ、クロツグミ、メジロ、ウグイス、キンクロハジロ、バン、コガモ、カワウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント
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