大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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エナガ巣立ち続報! 2021.4.23

2021年04月23日 | Weblog
 暖かい春。なのにコロナ緊急事態宣言が明後日から。不安だけ。
 今期の渡りは不調。オオルリもキビタキも少ない。

 エナガの巣立ち続く。今春4巣目の元射撃場階段横(アラカシ)は 4/22に7羽が巣立ち。前日には幼鳥1羽がカラスに捕食された現場を数人が観察。

 仕方がないとはいえ、カラスの嘴にくわえられたヒナを目にすると衝撃だろう。捕食された1羽の以外にも食べられたヒナがいたかも。
 残り7羽が無事巣立ち。そのヒナたち今朝は元射撃場の東側、東外堀ぞいで声が聞こえるとか親がとか。私には全く無理で聞こえない。現場にいたお姉さん方数人に教えてもらう。

 音楽堂西側上に向かうと久しぶりに大将に出会う。仕事が忙しかったようだ。話では早朝5時から8時まで大阪城公園を観察し、それから仕事に行くのは大変だと!

 この場所ではピースおおさかで巣立ちした幼鳥たち。最終的に10羽が確認されたと。
 今期大阪城公園で巣立った幼鳥たちは、とりあえず頑張っている。人も鳥も生きていくのは大変。

 前回紹介した本。「エナガの群れ社会」 で気になるところがある。

 「時々エナガは他のカラ類があまりやらない別の空中でディスプレー(誇示行動)をする。それは巣作りの予定地から、妙な飛び方で飛び出していく行動である。尾羽を少し立てて、翼を水平に開き、細かに震わせながら飛び立っていく。モス・タイプと呼ばれている飛び方である」

 この中で 「モス・タイプと呼ばれている飛び方」 が分からない。

 実は数年前にキビタキが繁殖した時、巣から妙な飛び立ちを何度も観察し、心の底に残っている疑問。いまだに答えは出ていなかった。ひょっとして。
 
 「モス・タイプとよばれている飛び方」 この意味が理解できない。
 せひ教えていただきたい。「モス・タイプとよばれている飛び方」とは????
 詳しい方、メールでも電話でもなんでもいい、この意味を教えて欲しい。モス・タイプて何?

・ツグミ 11羽 各所
・クロツグミ 5羽 全て♂ 太陽の広場東の森、みどりのリズム、音楽堂西側上、市民の森
・シロハラ 6羽 太陽の広場東の森、市民の森、もみじ園ほか
・ヒドリガモ 2羽 東外堀と北外堀 ともに♂
・ハクセキレイ 1羽 東外堀沿い
・アカハラ 6羽 音楽堂西側上、西の丸庭園、梅林
・コガモ 5羽 南外堀
・オカヨシガモ 2羽 南外堀
・エナガ 上記
・ウグイス 人工川 1羽 大きな声でさえずりも上手でない
・オオバン 4羽 南外堀、内堀
・キビタキ 3羽 全て♂ 市民の森、西の丸庭園、梅林南側上桜広場
・カワウ 4羽
・ビンズイ 1羽 西の丸庭園
・カルガモ 3羽 内堀、第二寝屋川
・シジュウカラ 8羽
・キンクロハジロ 3羽 北外堀
・コマドリ ♂1羽 飛騨の森
・オオルリ ♂1羽 修道館裏
・ツバメ 1羽 第二寝屋川
・アオジ 3羽 飛騨の森ほか

■■アオジ(2007.4.20 豊国神社東側) 
 4月の中旬。春の渡りが始まって夏鳥たちが徐々に到着し始めると、大阪城公園のバーダーたちの心はすでにアオジにはない。
 多くのアオジは繁殖地へ戻って行ったし元々彼らに関心の持たれない地味な鳥だ。
 しかし、この時期になってもまだ残っているアオジも少なくない。遅れながらも春に向けての準備が進んでいる。
 ツツジなどの低い植え込みの中から飛び出して、目立つ枝先などで繁殖に向けてさえずりの練習。まだ美声でないぐぜり。
 その様子は繁殖に向けて努力しているというより、体中から湧き出す力に抗えないでいる姿に見える。
 豊国神社東側を通るたびに、ツツジの中から出てきて柵にとまってぐぜるのを何度も目にしていた。心は既に山中なのだろう。私が近くに立ち止まっても気にしない。
 アオジの美しさを知っている者に与えられたチャンス。近い距離から条件を変えて数十枚の撮影。アオジのアオは緑を指す。春の柔らかい光の中で緑は限りなく黄色に美しく輝いた。
コメント (2)
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