若い頃は、死ぬという事に、近寄りがたい怖さを感じていた。
葬式で、死人の顔を見ることも怖かった。
そんなことも、身近な人がなくなるようになると、死というものが身近になってきて、毎日の出来事の一つであるような感覚が多くなった。
親が死んだときは、まだ私も壮年で、死のことを深く考える事なく、両親を見送ってしまった。
最近、五年の間に、兄弟二人を見送った。
両親とは違う身近な人間が、いなくなって、そのことで、自分の人生の中の、死という終りを何とか上手く迎えたいと考えるようになった。
そして、先に逝った兄二人の死に方を見ていて、その死が参考になるとともに、死というものを一人の人間として、理解が少しできたように思えた。
今は、もう一寸生きていたい。
何をしたいわけではないが、今の幸せで、気持ちが良い生活を続けたいという思いが強い。
そのために、今は、少しは努力して、死を先延ばしにして、今を楽しみたいと思っている。
それにしても、それを邪魔するが、コロナによる規制である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます