日本の正史期の史書として、一番古いのが古事記です。
そして、古事記の写本で、一番古いものが名古屋市にあるというのは、皆あまり知らないことです。
「臣安万言さく・・・」で始まる古事記は上・中・下、3巻からなる。
写本で一番古く信頼がおけるとされているのが、「真福寺本古事記」と呼ばれているものです。
この写本は1905年に国宝に指定されています。
真福寺というのは、名古屋市の大須にある大須観音宝生院として名古屋人には良く知られているお寺さんです。
このお寺には古事記の写本も含めて、国宝4件、重要文化財37件も持っておられるとのことです。
写本は1371年南北朝の時代に、大須観音の住職と弟子が、東大寺に行って、写本したとされています。
写本の元本は今は行方知れずだそうです。
意外とこんな宝が名古屋にあったとは知らない人が多いので、ここに紹介しました。
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