今日はいつもと違うブログになります。
今日はメインが読んだ本のお話です。
それではまず、いつも通りの読書ノートです。
さて、今年の目標である年間読書120冊。
203冊目です(今年341日目)。
「そして、バトンは渡された」 瀬尾まいこ
勝手に評価10点満点中6点
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
この本は2019年本屋大賞受賞作らしいですね。
私はこの本を図書館で借りたわけではなく、
同僚が読んでみる?と言って貸してくれたので、
まあ、あまり期待せずに読んでみました。
テイストは「みつばの郵便屋さん」シリーズや、
鈴木るりかさんの「さよなら、田中さん」の様な、
日常を切り取った小説です。
普段ミステリー中心の私ですが、
時にこのようなホンワカする小説は、心の癒しになります。
先日の喫茶店のお話はこの本に触発されました。
この作者のエッセイを読みたくなっている私がいます。
出来れば、先程挙げた「みつばの郵便屋さん」シリーズのように、
この主人公を中心としたシリーズものを期待したいのですが、
多分作者はそんな気は全くないでしょう。
映画がどれくらいヒットしているか?
全く知りませんが、読んでみて、
主人公が映画では、永野芽郁さんが演じているようですが、
珍しく?
ぴったりの配役と言う気がします。
ただ、ネタバレになるのでどこまで書いて良いのか分かりませんが、
映画と原作で細部で違っているようで、
こういう変化を映画監督は好むのか?
原作をそのまま映画にすることに抵抗があるのか?
原作をそのまま映画にすることはプライドに傷がつくのか?
原作をそのまま映画にすること良くないと思っているのか?
こういう変化が改善ではなく、改悪になることも多いのが現状。
この映画は見ていないので、
どうか改善となっているように!と願わずにはいられません。
この本を貸してくれた同僚は、
読んで涙が止まらなかったともおっしゃっていました。
わたしも途中でウルウル来ましたが、
本t脳は泣かせようと作者が書いたかもしれない終わりの場面では、
ウルウルもしなかった変人の私です。
まあ、ツインNの結婚式でも泣けなかった私ですから。
そして、この本に共感した理由は、
やはり物事に対する淡白さと言うか、
現状に甘んじる鈍感さ?変化を許容できるおおらかさ?
人がその境遇であれば不幸だろうという状況で、
不幸を感じないところが、少し私に似ているかもとは思いました。
まあ、それを証明は出来ませんが。
多分、この小説を読んだ感想は、
他の人とは大きくずれているという実感だけはあります。
映画を見れば、映画監督がこの小説をどう捉え、
同消化したかが判るでしょう。
それを知りたいとは思いました。