標題を表すにふさわしい2台。それが,左はダイワ・アルファス・フィネスカスタム,右はシマノ・スコーピオンXT1001・夢屋スプール仕様であろう。
結論からいえば,好みで十分である。釣具なんてそんなものだ。アブだろうがなんだろうがそれでもよい。本人が満足できれば。
しかし,アクセス解析期間中,「釣具 POPEYE」というキーワードに続き多かったのが「ベイトフィネス」だった。何しろこのオズマが,昨年までは真っ向から否定していたオズマがベイトフィネスを導入したのだから,ということも....あるわけネエなwww。そんな影響力はない。
それでも,この2台,似ていてやはりまったく別物だ。以下,特徴を挙げてみよう。
①価格はダイワが安い。
ダイワは実勢価格22000円台。シマノは本体18000円・スプール9000円で27000円である。トータルで作られたダイワの方が安い。
②最大のポイント・「マグと遠心の差」がしっかり出る。
ダイワのスプールはもちろんよく回る。しかし,オズマの腕ではマグブレーキとキャスコンの調整がまだまだわからない。沢村プロのいう「キャスコンは少々緩めで,マグで調整」を実戦すると,ことごとくバックラッシュした。
シマノは,もちろんオズマがSVS以前の初代スコーピオン2000から使っていたせいもあり,ブレーキ調整を体感的に覚えている。この締め込みで十分だろうと。8/20の釣行では,キャスコンは普通に締めて,SVSは小ブレーキを3つ。これで,ゲーリーキャンドルテール・ノーシンカーでもバックラッシュなしだった。
ともに,ラインはFCスナイパー7LBを使用したが,やはり差が出た。
ダイワのマグは,やはり低回転からブレーキがかかるように感ずる。それは遠心に慣れたオズマにとってなんとも微妙な感覚である。しかし,遠心のシマノは初代スコーピオンからの血統正しく,低回転でもブレーキが緩やかに感じた。
③ともに安心のメイド・イン・ジャパン。
安心の日本製である。
オズマは,かつて4601Cなどのアブを使っていた頃(レフトハンドが選べなかった頃),その性能差というか精度の差に愕然とした。いまのアブは違うだろうが,どうしてもまだあの時代の思いがあるのでアブには手が出ない。リョービさんが復活したら話は別でしょうが...。
④ハンドルなどの処理は,互角の勝負。
これも好みの問題だが,シマノの方が高級感があるように感ずる。とくにドラグの造形。ダイワはいかにも廉価版という感じ。ダイワはハンドル形状も専用でない?のでなにかこうカスタマイズしたくなる感じがある。
⑤レベルワインドに差がある?
ダイワはハードガイドのようである。SiCではなさそうだ。シマノはSiCのようである。
磨いているとそう思えるのだ。直接ライン放出に差はないと感じるが,長く使ったとき,どう差が出るのだろうか。
上級機種の闘いはもっと熾烈だろう。だが,オズマ予算ではもうこれで限界である。幸いなのは,スコーピオンXTは,ノーマルスプールに戻せば普通の釣りに使えること。それでもなお軽量ルアーが使いやすいこと。アルデバランのいいとこどりをしていること,である。いや,20LBラインが下巻なしでちょうど70Mぐらい巻けるのも,スコーピオンXTノーマルスプールのいいところだ。もちろんほとんどバックラッシュなしで扱える。
ダイワの歴史は,この20年,スピニングのABS機構などを除き,ほとんど知らない。その上でのオズマ感想なので,あくまで自分で確認して好きな方を試してみればよいと思う。
え? スピニング? 一応残しますが何か? ARCスプールのシマノなら文句ありませんしねえ....。最初と言ってることが違うって? まあ,高い買い物でしたからね。スピニングはこのままでいいじゃないですかwww。竿もとくに変えないで行きます。たぶん折れるまで。登場頻度はたぶんほとんどないに等しくなりそうですが,それは冬になってみないとわかりませんネエ。
%====あまりにも閲覧が多いので追記(2013.6.13)
やたらと検索されてるので追記。いまはスコーピオンXT1001と夢屋スプールのみです。ラインはフロロ8LB。
しかし夢屋スプール,扱いは慎重にしないと,危険。どういうわけか僕のはスプールの内側が曲がってます。回転に何も影響でないのですが。
あと,飛ばすには,「メカニカルガッツリ」 「ブレーキ3つ」「ラインは70m」「ロッドはエアレギウスのみ」がいまの最良の選択です。
とにかく僕はこのセットで不満を感じません。ロッドは性能差が著しく,モーラMGC-62MLFはもはや戦力外通告状態。エアレギウスの感度・操作性,やはりハイエンドモデルです。
では。