オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

『釣りキチ三平』。通読すると偉大さがわかる。

2016年06月24日 00時00分36秒 | 釣りキチ三平語録

 いまさらだが通読している。

 矢口先生の自然観,釣りに対する考えに大いに共感する

 魚伸さんがいう。「ケツの青いボウヤに限って,大げさなことをいうし,自分勝手だ」と。

 三平くんがいう。「だいたい釣りってやつは,相手が子供だろうが大人だろうが手加減しねえべ」と。

 一平爺さんがたしなめる。「これ,三平,あまりカッカするとロクなことねえぞ」と。

 知性あふるる「矢口釣りコーナー」もこれまた楽しいのだが,大きな転換点は「イシダイ釣り」「茜谷流小鷹網」の章だと思う。

 イシダイ釣りで,三平君ははじめて海に行った。ここから,世界の「サンペイボーイ」に飛び立つというところに気が付いた。

 小鷹網では,釣りでなく「魚」が重要な話題。当時はまったく面白くなかったのに,いま読むと「鬼手仏心」(眼前の魚はとる,しかし御仏の心にて大事に扱う)という言葉の意味も新鮮だ。

 それにしても,自分の在庫はすべて当時版なので,昭和51年発行などとなっている。しかし,その当時から「釣り場争い」はあり,いまでも続いている。

 そういう意味でも,メトロリバーは幸せである。ガツガツしていないのだ。霞のような場所で「場所取り」するのに比べたら,そんなものはなく「いやあ,どうしたら釣れますかね」なんて話題で,6/18釣行も見知らぬ釣り人と話し込んでいたほどだ。

 そして,自分が「バサー」でなく「釣り人」というのも,三平君のおかげである。たしかにバスは面白いが,そればかり釣っていても得られないものがある。そもそも釣りが好きなんだし。

 さあ,次回もナマズは釣りたいぞ