オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【憧れだった】バンタム・ビーストマスター・BBM-V。

2023年12月08日 00時00分00秒 | オズマのバスタックル

 つい,懐かしくて大昔のベイトリールを探してしまう。

 今回も,シマノ・バンタム・ビーストマスター・BBM-V,である。

 これは,いまはもうJBから除籍されてしまった琵琶湖仙人と言われた佐々木保信が愛用していたことで知られていた。

 価格は,中古で6000円程度。買えるけど,買っても使えないことは判明している。

 僕の釣具基準は「いまの時点で使えるか」だけ。つまり,竿もリールも,極端に古いものは却下している。

 そもそも懐古趣味がない。シャッドラップを持っているのは「普通に現役」ルアーだから。ラパラで廃盤になっているならともかく,いまなんか円安だから新品が高い。シャッドラップ(SR-7)は飛距離に課題があるものの,ダイワSVであればほぼ問題なく使える。

 ちょっと前に,BSR-1603Fを購入した記憶もある。1ピースロッドなど買わなければよかったと後悔した。

 長い期間バス釣りをやっていると,つい昔の憧れで「買ってみようか」となるが,ルアーはともかく,まあ,リールも竿も「現代基準」ではない。

 シマノなら現行「バスワンXT」は性能上赤メタをしのいでいるという。ダイワなら,SV以前のものは自分にとってただのゴミ(さすがにこれは言い過ぎだが)。ABUはまったく「わからなくなった」。4601C-DDL-IMAEを最後に,ABUからは手を引いた。

 竿以上にリールが厄介なのは「消耗部品」供給がないこと。古いABUは構造も単純だから長く使えるという長所があるだろうが,自分にとってもはやベイトリールはダイワSV以外の選択肢はない。おそらくSVを超えるには,かなり画期的な発明が必要だ。

 ことBBM-Vに至っては,5BBだから全部ベアリング交換することはできるだろう。問題は,絶対使わないロースピードである。

 実際,ブラックマグナムBKM-2000Ⅱを1993年頃に購入して「ローギアって何のためにあるかわからん」体験があるのだ。当時すでに6:1以上が標準ギア比であり,手に馴染んだ感覚は完全にハイギアだった。

 スピニングに至ってはさらに問題があって,10年前のものなど購入したら最後,OHから何から「ややこしい」。要は,手間がかかるということだ。

 僕は,いまの開発スパンだと「リールは10年間ぐらい」「竿は折れるまで」「ラインは特段問題なし」という感じで買い替えを続けるのだろう。

 しかし,冷静に考えると,この短期開発こそがバス釣りをオワコンにしている元凶でもあろう。すなわち,「すぐに新製品が出てしまう」ので,消費者の財布がついていけない。

 まあ,いま振り返っても2016年はリール豊作年度だった。STEEZ-SV-TWがデビューし,バンキッシュは2世代目で熟成,ストラディックCI4+は抜群のカッコよさ。竿は,2015年発売のZODIASが価格破壊していた。当時のメトロリバーで,ZODIASを持っていない人は居なかったような記憶もある。

 ふう,古いリール・竿は見ているだけにしよう。自宅に「コレクションルーム」でもあれば別だが,ワームさえも使わないものは邪魔で,年に数回は中古処分しているから,コレクションルームなど無理な相談なのだ。