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【糾弾! 大学入試改革】センター試験は「暗記」で得点できない!

2015年12月15日 21時34分00秒 | オズマの考える教育問題

大学の入試改革、推薦・AO入試増加で受験生へのメリットは?

 受験生のメリットなどどうでもよい。そんなことを気にするより「教育は国家百年の計」であるからして,そうそう簡単に入試制度を非難しないことだ。

 とにかく,マスコミは躍起になってセンター試験を叩いているが,アナウンサーであれ,キャスターであれ,数学Ⅱ・Bの試験で60点を60分で獲得できるか,と問いたい。

 そして,「こんなに難しいとは」「時間不足だった」と答えることこそ明白。

 センター試験は「丸暗記」で解けるほど甘くないし,数学においては事実上「記述式」よりも難しい。

 たとえば理科。実験考察問題が主体である。もうこの時点で,「その場で考えぬく能力」がいやおうなく試される。

 穴埋めのように見えて,実は「記述選択式」なので,部分点もなく,非常にシビアである。

 これが数学においてはさらに顕著。証明問題で,最初の1つを間違えたら当然全部バツである。

 どの評論家も,本当にセンター試験を解きまくったりしたのかどうか,甚だ疑問だ。

 少なくとも,僕は,150のセンター式数学問題を3回,つまり450回解いた記憶が明白だ。それもこの10年以内である。

 センター試験ほど優れた評価方法はない。短時間に「処理能力」「判断力」を見抜く,絶妙な問ばかり。まあ,生態系の問題は教科書がダメなので,試験もダメだが...。

 輪切りだとかなんとかいう人に限って,実学を重視する。実学なぞすぐに消え去る浅はかなものなのに,そういう人間は,教育に対してまったくご都合主義である。

 2020年度入試改革まであとわずか。だが,僕は「記述式」の甘美な誘惑こそ敵ではないかと思う。

 センター試験の前身;共通一次からすでに30年以上が経過した。そして,必要なところは2次試験を課す。

 これでよい。

 大学は,どこに入ったかでなく「何を学んだか」が重要。つまり,変えるべきは「大学教育」なのだ。研究機関である大学に,教育機関になれというのもオカシナ話だが,現状,中位以下の大学では入試が機能していないため,やはり「教育」がものをいう。

 さて,それでも,このくだらない制度につきあうことになる。腹を据えて臨む以外に道はない。


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