強烈な北東風が快挙達成のキーワードだった。
ついにやった メトロリバー移籍後6年目にして初の50UP達成。今日の釣果は,45,46.5,50,36の4本である。水郷でも八郎潟でもない,地元のメトロリバーでついにやった。
ちなみに,バイト数は数えられない。20回以上バイトがあった。バラシが3本あったが,その対処法を身につけて対応したのがこの結果である。
はっきり言って自慢話なので,興味がない方はスルーしてほしい。
今日の釣行,正直いえば「ヤバイぐらいに寒い」という予報にビビった。家族には「明日にしたら」と止められたし,OGS(=鬼軍曹)様にメールすると「本当に行くんかい」って反応だったらしい。
いつものように8時30分頃につくと,すでにOGS様が1本釣っていた それも45UP。バイトがかなりあるらしい。
僕も用意して投げると,数投で「カクン」と穂先が曲がった気がした。同時にフッキング。しかし,フッキング後にポンピングなどをしたため手前まできてバラシ....。
だが,今日はバイト数が桁違い。30分もしないうちにまた次の魚が来た。今度こそフッキングしたように見えて,手元でスルスルと抜けて帰ってフックが帰ってきた...。
OGS様はすでに45UPを2本釣っているので釣り方は間違っていない。問題なのは,魚とのやりとりだ。
OGS様の教えを思い出し,アワセても竿を煽らないようにした。
そして11時頃,またもや穂先がモタレルようなバイト。ほとんど同時にアワセている。
この地球感,いい感じだ。3度めの正直というやつで,慎重に慎重を期した。OGS様のタモ網に何度助けられているのだろう。感謝である。
よし。3度めの正直で,1本目が45ジャスト。今日もイケルゾ,たぶん。
まだ午前中である。やはりバイトの出やすい時間帯,風向きがはっきりしている。今日は向かい風が強烈なので,よい意味で魚が手前に来ているようだ。
その後,1時間近くふたりともバイトなし。昼飯を食べてじっくり腰を据えよう。
すると,手前で「クン」という穂先の動きが出た。同時にアワセている。もっともアワセといっても竿先を立てるだけ。
この魚とも「タイとナイ」の間でココロを動かされた。取り「タイ」&バラシたく「ナイ」,この矛盾する条件を,我がタックルシステムでようやく身に付けられたと,確信の1匹である。
46.5cmで2本目。今日は帰っていいのかも。まだ午前中ですよ。
ブリブリでヤンス。
もうこの時点でOGS様がたしか4本,僕が2本。はっきりいって春爆である。しかも釣れるサイズが全部45UPとは
ただし,この釣り方を公開してもマネは簡単でない。それを身をもって体験しているだけに公開は絶対ない。キモも公開しない。そんなものは考えて下さい,というレベルだ。もっとも,メバル先輩のご教示の賜であるがゆえ,やはり公開はない。
さて,ここからまたしばらくは沈黙の艦隊。今日こそは50UPの可能性があるのではなどと浮ついた話をOGS様としていたような気がする...。
そして,ついにそのときは来た。非常に小さいアタリで「カツ」という穂先の変化を捉えた。
かかった瞬間魚が浮いた。おかしなことがあるものだと見ていたら,魚が自分でラインに巻き付いている様子 しかし,それがとれると地球感が半端ない。いや,これは絶対バラシてはいけない。
バレロー光線を受けていたような気もするが,冷静にファイトに徹する。
そして,ついにOGS様のタモ網が入った。
悲願達成。ついに50ジャスト。次は自己記録53.5cmを超えるのみ。
OGSメジャーにより厳密な計測。なにしろ監視員は2名。インチキ記録にならないように。そして50ジャストがついに達成された。
悲願である。ことスモールマウスバスは大型化しにくいと言われており,半ばあきらめかけていたこの5年間。
だが,この強烈な北東風がバスを呼んだ。そして自分がキャッチした。OGS様とのタッグでついに出来た。ありがとうございます,OGS様。
これぞ,大リーグボール打倒を果たしたオズマの勇姿。もう今日は最高だ。日々の仕事の辛さがすべて忘れられたぞ。
この後は消化試合気味。OGS様は「絶対に5本キャッチしてやる」とのことで気合の40UP。オイオイ,全部40UPなら優勝ですよ。メトロリバー大会優勝。やっぱりスゴイ。
僕も,あと1匹デカイの釣れないかなと,普段釣れないルアーにしていた。
すると,ようやく16時頃。薄暗くなって一番自分的にはテンションが下がる時間に竿にテンションを感じた気がする。
アワセルと強烈な引き。いや,やけに走るゾ 地球感はあまりないような気がするが慎重にファイトして,最後までOGS様にタモ入れして頂いた。本当に最後までありがとうございます,OGS様。
あれ,36cmになっちゃった。贅沢言わないで4匹目。
これが46.5cmの口。やっぱり「スモールマウス」なんだね。
フウウウウ。「あと1本でリミット達成ですよ」というOGS様からの励ましというより厳しい叱咤がある(でも50UP釣っているのでほぼ気にしない)が,もう気分的に満足。今日だけはパターン掌握。時間的にも終わりが近いし,あとは適当に見ていよう。
すると,ドスコイリバーから参戦中の若者がついに47cmをゲット。ウーム,解説しながら釣るなんて只者ではない。
あと一人,何度かお顔を合わせている常連さんが釣れない。それは防寒手袋をしていないのである。それはいくらなんでも厳しいヨ....。
僕はもう大満足。大リーグボールを打倒し,一徹コーチに祝福されたオズマなのだ。
さあ,帰ろう。
手当り次第ゴミ拾いして帰る。これがどうやら幸運の鉄則のようだ。