オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【シマノ・トルザイトリングから撤退】(遂に来た)1ピースロッドの「終わりの始まり」だ!

2023年06月25日 00時00分00秒 | オズマのバスタックル

 いまさらかもしれないけど,初めてシマノのHPでこの話を見た。ハハア,なるほどね。

 うん,自分はいまのところ高級品も買わないし気にならないや

 ...と考えたが,これは「ウクライナのダム決壊」と同じく「後方支援を叩く」,おそらく「おおきなうねりの始まり」だと考える。

 理由】

  1. 2024年問題」と言われる流通業界残業規制等改革。規制改革は,残念ながら「残業抑制・賃金増加」とならず,おそらく逆にさらに深刻な「流通業界」人手不足に陥るのがいままでの日本の「構造改革」の歴史である。
  2. 特定分野に絞っていた「外国人技能実習制度」を改める話がある。究極は「介護」「流通」「教育」などの,いまの日本人が「3K」(汚い・暗い・ブラックのK)として嫌う職種にも拡大する可能性は大いにあるだろう。なぜなら,このままだと労働生産人口が減り続け,もう「ホワイトカラー」「ブルーカラー」だのと言っている次元でなくなるからだ。
  3. ウクライナ紛争ではっきりしているのは,過去の戦争と同じく「後方支援」を叩くこと,とくに「インフラへの攻撃」がもっとも戦略的かつダメージが深いことである。さらにその影響が,紛争国家同士だけで収まらないのが「グローバリゼーション」の正体の一つである。すなわち,シマノのトルザイトリング不使用は「安定供給できないものは作らない」という話だ。
  4. 流通業界には,現在もある長尺物の割高送料(場合によっては荷受けそのもの不可)がある。実際に各社のHPを見ると,7フィートの1ピースロッドなんて国内では絶滅することは間違いない。長くて,あと数年だろうか これは,村田基さんが当初から言っていた通りだし,その通りの展開(高級品のマルチピース化)をシマノは進めていている。何度も書くけど,イマカツ先生がいまさら「7.2フィートはグリップ脱着式に変更しないと」なんてほざいているのを見ると,よほど流通業界に詳しくないのかと,やはりは「大先生」ならではのパフォーマンス先行なのかと,イマカツに会えるなら思い切り「シマノやダイワを見習えや」と言いたい

 要は,シマノによるトルザイト不採用問題は高級品だけの話でなく,ZODIASなどの普及品にも話が及ぶ可能性があるということ。ただ,ZODIASは全世界ロッドだからその点金銭的には余裕があるので,次回のモデルチェンジがあるのかどうかにも及ぶ(そもそも完成度が高すぎて,あと数年は他社が追いつけない)。

 逆説的に言えば,弱小メーカーの竿は残っていかない。いや,マルチピース化しない限り残っていかないだろう


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