気がつくと,駅前のマックにこれがあった。
原作漫画はほとんど読んでいないあだち充作品だが,アニメやドラマはなぜか見ていた。
『タッチ』は,高校生の頃に本放送があり,TVを見ながら家族で食事という行為を普通にしていた。いまの自分の年令以下の母が居たのだが...。
あだち充作品は原作では「間」が多いと感じたが,いま考えると読者にとって重要なものだろう。考える隙を与えないほどの理屈で攻め立てる梶原一騎作品に比べると,まったく異なる「漫画血統」があるのだと思う。
この「漫画血統」は『アオイホノオ』(島本和彦)からの言葉だが,要は「自分はどの漫画家の影響下で育つか」ということらしい。
僕は「矢口高雄血統」だろう。いや,同世代の釣りキチはみなそうだろう。
そういえば,「みなみ」なんていう名前も普通になった。社内メールをするとき,連絡先をふとみると「みなみ」さんが結構いる。やっぱり,親の世代が影響を受けているのだろう。噂では「飛雄馬」もかなりいるらしいが,僕の世代では居ない。
肝心のチキンタツタはすっかり食べていない。似たようなものをスーパーで買って食べることはあっても,マックに行ってない。
パソコンもスマホも,そして食事も,マックじゃないようである,僕は。