今江克隆プロが,どことなくズレたような記事をUPしていて,自分はスルーするつもりが,「やっぱりちょっと違うのでは」と思ったのでここに記す。
とりあえず,最新のリールについては気にしない。
問題は,シマノの旧型がなぜ愛用されているか,だ。
今江プロ曰く「ギアの堅牢性」だというが,僕の見解はちょっと異なる。
ずばりそれは「整備性のよさからくる,維持費節約」だ。
ダイワがギア関連の単体供給しないことは事実。SLPにすべてやってもらうことで,ダイワとしては「心臓部はメーカーにまかせて」ほしいというのが建前だろう。
一方のシマノは,メインギアから単体供給する。つまり,ちょっと手先が器用な人なら自分でOHすることも不可能ではないし,メーカー任せにしなくていいので「好み」が反映できる。
シマノ・コンプレックスについていえば「バス釣り専用」機種として開発された(というか,後出しジャンケンともいう)。「後出しジャンケン」なのは,一世代前の高級機種の機能がてんこ盛りだからだ。異なるのは,ボディの素材ぐらいだろう。17コンプレックスが出たときは「16ストラディックCI4+をチューンするより安いじゃないか」とまさに実感した。
もっとも,そのボディ素材の違いも厳密には違うのだろう。巷間言われる「樹脂ボディ」の弱さは,長所になることだってあるはず。なんでもかんでも「剛性」は強ければよい,というものではないと思う。「たわみ」も必要だということだ。
まあ,今江克隆プロにしてみれば「悪気なく」「ウキウキしてしまって」書いているのだろう。だが,影響力は僕の記事なんて「無」なのに対し,かなりあるはず。
なお,記事内で推されていた「13コンプレックス」はもう部品供給が終わっている部分が多いので僕は勧めない。何度も書いているが,スピニング・ベイトとも「21世紀仕様」になったのは2016年モデル以降が顕著だからだ。
程度のよい,16ストラディックCI4+があればまた使ってみたいとは思うが,たぶん3台ぐらい使って「限界」を感じたのも事実。OHしても限界があるという事実に「価格差」の意味を知った。同時期に購入した16バンキッシュがOHにより「ステラ」のようになってしまうのに...。
なお,以上も,あくまで素人の意見だから鵜呑みにしないでほしい。