それは神保町のコンビニで発見された。いつのまに「A」になっていたのだろう。
チョコバット。駄菓子として「うまい棒」と並び,僕が小中高生の頃は「定番」だった。
小学校のときは学校の前に駄菓子屋(というかよろず屋的なもの)があった。中学では「付近」になかったが,小中学校とも「学区」(いまはない考え方)が同じなので,友人と遊んでいると「チョコバット食べたい」なんて話になって,チャリラリラーである。
高校になって自転車通学になると行動半径が一気に拡大 半径10キロなど平気で乗り回していた。
そして高校のそばでなく,もうひとつ隣の駅だった下井草(サンライズのあった上井草より少し商店街がマシだった)駅付近に,「おばあさんのやっている駄菓子屋」を見つけたのはたしか高校2年のとき。
子供たちが群がっているところに高校生。ちょっと恥ずかしいが資金が違う高校生が買いに行く。友人たちともよく通ったものだ。
ふ菓子も好きで,あの不衛生極まりない環境(ただのケースに入っているだけ)でありながら,誰も食中毒などにならなかったから不思議である。
まあ,そんな思い出深い「チョコバット」を,コンビニではあるが見つけたので食べてみたら,味がいい。昔のママだ。これは外せない
コンビニでもスーパーでも駄菓子は売っている時代だが,できれば「駄菓子屋さん」で買いたい。近所にはないだろうなあ。
そして女坂で会社に戻っていくのである。