父が3度めの改造手術を受け,新規CRTDを埋め込み,帰宅した。
だが,結果として手術は成功に終わっているが,果たして前回機器の稼働期間保証としてはかなり疑わしい。
3年前に改造手術を受け,強化型ペースメーカーとして埋め込んだCRTD。人工僧帽弁(カーボン)とともに行い,一命をとりとめた。
ペースメーカーの電池寿命は通常7年保証ということになっている。実際,強化型CRTDに変える前は10年も電池交換が不要だった。
年齢のせいももちろん加味しなければならない。御年84歳。祖母が85歳で亡くなったことを思い出すと,父の方がある意味恵まれてはいる。
とにかく今日は退院手続きにつきあってこようと病院に行ってみたら,すでに父は退院して待ち合わせ室にいた。
さらにビックリなのが,会計は次回ということだ。
入院時に保証金として10万円程度預けることはたしかに自分も2度程経験しているが,要は今回の精算は次回の外来受診時だというのである。
父も50年来の電気屋らしく「電気部品が3年やそこらで壊れたら,あんたどうやってお客に説明する?」と医師に確認を求めたという。
この一言が効いたかどうかはわからないが,稼働期間3年はやはり短い。
母は腫瘍マーカーにおびえている。母のそれは「ヘビースモーカー」だったことが所以で,自己責任が大いにある。
逆に心臓病には果てしなく改良が進み,よほどのことがない限り手術ができるとのこと。
だが,そうでない例があることも僕は知っている。
とにかく,父が無事退院したことは,普段「ツンデレ」の母が一番喜んでいる。いや,自分も「ポッカリ何か抜けている」感覚があったけれども。
退院祝いの祝杯をした。
みなさんも,くれぐれも体調優先で行きましょう。