超久々に,Z32が「かろうじて生きている」姿を発見した。
もちろんナンバーは伏せてあるが,ナンバーが二桁3ナンバーだった。いまの時代の中古なら異なるはず。トリプルナンバーだったり「ご当地ナンバー」になってしまうからだ。
なにより,パッと見は不動車に見えるほどの状態。サイドの塗装は剥がれており,天井も焼けていた。
Z32といえば,R32スカイラインGT-Rとともに,学生時代何かと話題になったものだ。
隣の大学が歯科大学だったので,ボンボンと思わしき連中が,バブルとはいえ信じられないクルマを乗ってくるのであった。
それは,R31スカイラインGTS-Rだったり,サファリやランクル。こちとら,中古でカローラ持っていたら「スゲエ」だったのに。軽自動車はいまと違って「使えない」とされていた時代だけど,代わりにマーチなどのリッターカーが元気だったっけ。
それはそうと,この流麗なデザインはいまでもカッコイイではないか。
ZといえばS30と子供のときから刷り込まれていたが,いやいやカッコイイ。
たしか,このZ32がきっかけで280PSの自主規制が出来たんだっけ R32スカイラインGT-Rなんて簡単なチューンで500PSとか当時の『オプション』に書いてあり,それを学食で読み回したものだ。
もっとも,個人的には学生時代にすでに「1600ツインカム」へのあこがれが強くなっており,Zなどには手を出さなかった。まあ,お金もなかったけどね。
そういえば,いまでも日産GT-Rを見ることがあるが「スゲエ」とあまり感じない。高級外車で「塾のお出迎え」を毎晩(20時くらいになるとすごい有様)のように見ているからだろうか。もう,ポルシェ・カイエンが大衆車にさえ見えてくるから「慣れ」とはおそろしい。
それにしても,こうして屋外駐車でかつアスファルトじゃないって,旧車にはキツイだろうなあ。いかにも「柿本・改」って感じの大口径シングルマフラーが輝いていたが。