毎朝の散歩では,旧車をなんとか探せないかと熱心に歩いている。
しかし,2000年代からの度重なる排出ガス規制強化,旧車への締付けである自動車税増税などで,もはや15年前のカローラでさえ見かけない。
軽自動車はともかくとして,やはり維持費の高い東京ならではなのだろうかと諦めていた。
そのときだった。いままで歩いていない道を歩いていた。
あった 僕が歴代スカイラインでもっとも好きなR31スカイラインだ。
パサージュGTとエンブレムがあって,潰れている残念なドア側面には「セラミック ツインターボ HICAS」などとエンブレムも残っている。
だが,状態はかなりわるく,新車時からのナンバーであることで高齢者所持であろうことを推察できるも,このままでは朽ちてしまいそうだ。
パッと見た限り,ドア側面はぶつけたまま補修なし,さらにAT仕様。しかし,ATだからこそ生き延びてきたわけか
1989年にR32スカイラインに変わったから,最終年式でも34年を経過している。30歳だった方が購入していたら64歳だ。
それにしても,5ナンバーなのに周囲の3ナンバー・カローラ等より立派に見えるのは僕の贔屓目だからだろうか。
それにしてもR31である。姉がまだ学生の頃「免許とったら二人でスカイライン買おう」なんて話していたが,それはハコスカでもなくケンメリでもなく,実はこのR31だった。本当に,15年前まではまだ周囲にもう1台生き延びていたっけ。
それにしても,どういう前面になっているのかなど細かいところを観察できず残念。典型的な青空駐車だから塗装もかなりヤレテいた。
それでも,これからは毎日のようにこの場所を通るルートを選ぶだろう。
なおZ32も見つけたが,あまり好きではないので省略する(笑)。