いまさら中古で購入。プレミア価格になっていたが。
なぜか,なくなると欲しくなるのが人間の欲。物欲とはそういうもので「普通に売っている」ときに欲しくならないのに,今回は原作者逝去というきっかけで「もう一度観てみよう」となったのだ。
主人公・春日恭介15歳は,33年経った今は48歳か 放映当時の僕は大学1年だったから,恐ろしい月日が流れている...。諸行無常である。
定価は28000円だったし,過去のフリマでのやりとりでは16000円ぐらいが相場だったが,原作者逝去でプレミア価格になってしまって32000円あまり。それでも,フリマでは60000円とか「ふざけんな」価格が横行していたから,購入したこの価格は,発売時2007年からの消費税増額も考慮すると,それほど高額になったわけでもないだろう。ほぼ定価とみてよい。
ちなみに,もともとはフィギュアがついていたらしいが僕は気にしなかった。
いつも勘違いされるけど,僕はアニメフアンじゃない。厳密に違っている。1980年代で僕のアニメは終わっているし。
BOXはキレイな方では
8巻セット。解説書もついてます。
肝心の内容を観ると,なんとか4巻目だが,放映当時に受けた印象とは異なっている。まあ,当然でしょうが...。
- 原作を先に読んでいたため,「鮎川まどか」のアニメ設定に放映時は違和感を感じた。しかし,アニメはアニメの設定もありと納得。
- 「鮎川まどか」役の声優・鶴ひろみさんは,たしか急死。その影響もあってか,ミステリアスな声に感傷的になってしまいそう。
- 「春日恭介」役の古谷徹さんは,この頃すでに超ベテラン。放映当時は「いまさら古谷さんですか」なんて思ったが,さすがである。
- 何よりも凄いのが「間のとり方」。すなわち制作陣の気迫 原作では「読者」が間を作ることができるが,アニメではそうはいかない。
- さらに凄いのが,毎回のように登場人物が着ている服が異なること。セルの使いまわしが効かないから,すごく大変。制作陣のど根性だ
- 80年代アニメらしく,未成年喫煙・飲酒シーン多数(さらにネコが喫茶店に入ってきたり...)のため,厳格な21世紀だと再放送でも自主規制されてしまうかも。でも,80年代当時の寛容さは体感したものだけに懐かしくなった。
ざっくり書けばこのような評価である。
それにしても,「中古・焼けあり」なんて評価の品物だったが,中身には当然影響なし。紹介用に上記BOXを撮影したが,それほどBOXは重要視していないしね。
というか,凝ったデザインなんか不要だから安くして再販希望ですかね。動画サイトで観るのも疲れるし。僕は買っちゃったけど,そのうち飽きたら転売するかもね。まあ,いまだに『巨人の星』DVDも持ってますが。
以上,アームストロング・オズマ,50過ぎて...熟年....してます...カナ。
第8話でまどかがアメリカに行くという話が印象に残った。原作でも心が掴まれたもの。BGMがイカシテル。
この再会があって話が続くという。この「間」,総作画監督・絵コンテの威力だ。