三ヶ月以上ぶりにバス釣りを再開した。
やっと,体調が釣りに行けるレベルに戻ってきた。クロダイ釣りは真夏は止めて10月からにして,久々にバス釣りに行ってみよう
事前の準備としては,久々にベイトフィネス(神ロッドの初代ZODIAS-168L/BFS-2)のみでやることに決めていた。
2021年終盤から2022年5月まで,スピニングや剛竿の活躍が多く,ベイトフィネスは完全に封印されていた。
今日は,やはり久々の再開という以上に「荷物を軽く」する必要もある。そこで,1タックルでとりあえず思い通りの釣りが出来そうなベイトフィネスを選択したのである。
現地に着くと,2名ほど先行者あり。安心した。ポイント選びを思い切り外している可能性を否定できないため,先行者が居たほうが助かる。まあ,だいたい挨拶すれば大丈夫だし。
ヘビが泳いでいた。これがラッキーの始まりかも。
アオダイショウではないようだし,シマヘビにしてはデカすぎる。もしかしてヤマカガシかもしれないとも思ったが,肝心のスネークヘッドが撮影できない。
幸せそうに泳いでいるヘビを見て,自分の心も洗濯された。事前にアゲハチョウとシオカラトンボの挨拶もあり,つくづく自分が「自然の中でこそ生きる意味」を感じるタイプであることに納得する。
8時30分から釣りを開始した。当初はダウンショットをやっていたが,ベイトフィネスでは中途半端感がありすぎる。ラインが太いので飛ばないというか,バスに見切られる感覚もある。
そこで,実績の3インチセンコーをスプリットショット5Bでやってみる
フル遠投して着底。すると,何か穂先に重みを感じるので,一応あわせてみた。
ずっと竿が曲がっている そして巻き取れる。藻でもかかっているかと思ったら,隣の釣り人が「やりましたね,バスですよ」と言ってくださる。
本当に手前に来てようやくバスだとわかる次第。もう,ベイトフィネスでの感覚がすっかり鈍っていたようだ。
まずは1匹目。破顔一笑。30cmジャスト。9時30分。
ふう,もう今日はいくらでも冒険できるぞ。そもそも,こんなに普通にバスって釣れるんだっけ
3インチセンコーがズタボロに。まあ,ゲーリー製品の宿命ですが。
隣の釣り人は,エサ釣りの人だった。懐かしの「ダイワ・カーボウィスカー」を改良していたので,いろいろタックル談義してしまう。
そういえば,このポイントには珍しくブルーギルが居た。それが釣れるかもしれませんね,なんて言っていたら,見事に釣っていた。
自分もバスよりもブルーギルを釣りたい衝動にかられるが,そもそも針も糸も大きすぎる。
バス釣りに戻ろう。
今度は,フリーキャロで実績ありすぎのゲーリーシュリンプ3インチをやはり大遠投してみよう。
すると,またもや根掛かりのような感覚がするので合わせてみる。
思い切り走るのでバスだとわかる。デカイんじゃないですかと聞かれたが,ベイトフィネス・8LBフロロなので余裕をぶちかまして抜き上げた。
35cm・2匹目。10時30分。
えっ,午前中で2匹釣ったのっていつ以来だろう 真冬以来かも。
ここからは,しばらくポイントを休めるために,エサ釣りの方と入れ替わりでポイント交換して攻めてみる。
エサ釣りは,やはり釣れるには釣れるが18cmぐらいのが最大級。ようやく30UPも釣られていたが,型を選んで釣ることはかなり難しいようである。
お昼近くになり,暑くなってきたので自販機で冷たい麦茶を購入。一緒に釣りをしてくださるエサ釣りの方にも冷水をサービス。もうこれで,次回お会いしてもまったく問題ない(本当によい方だったので脱水症状が心配になったのです)
さあ,昼飯も食ったのでまた遠投大会しようか。センコー3インチを最後まで使い切ってやるぞ。
5Bスプリットでよい感じにドリフトする。そして,今度こそはと「ココ」というアタリ。思い切って合わせると,ガッツリフッキングした。
これまた走るのでデカイのかと錯覚する。
3匹目・30cm。13時。やはり回遊だと思われる。
僕の釣っていたポイントはおそらく回遊バスのルートだろう。それゆえに,普通のルアーで普通の釣り方で釣れたのだと思う。
その後粘るもバイトはショートすぎて乗らないものが数回。
14時に一旦雨が降ってきてエサ釣り師とはお別れしたが,僕は未練がましくあと1時間粘ってみた。
15時。また雨が降ってきた。もう満足だ。リグやらワームの消耗も激しく,どちらにしろ釣りは終了しよう。
ピヤー。ミラクル宮さんの影響は自宅で。
結果として,かなり正解の釣りだった。おまけに,ルアー釣りの常連さん(たぶん,4年ぐらい前に何度か一緒に釣りをした記憶がある)からは他によいポイントも聞くことができた。いや,僕は聞いていないのだが,話してくださるのである。ありがたいことだ。
釣りが人生を支える礎となって半世紀近い。嫌な仕事も,ストレスMAXの仕事もあるが,なんとかこなすしかないのかもしれない(というわけで愚痴記事は削除しました)。
とりあえず,最高の気分転換ができたのは事実である。そして,出家街道からも脱出した。