サイズももちろん,カラーもそれなりに重要。
スイングインパクトを知ったのは,何度も紹介しているがはちろうさんとのメトロ初釣行だった。
あれは2016年正月。「なんか,メトロリバーでバスが釣れるなんて言ってるので行ってきます」というメールのあと,デカバスが写メされてきた。
ヒットルアーを聞くと「ケイテックのスイングインパクト」と来た。まったく知らなかった。その時点で発売から10年近く経過しているのに,だ。単純に,ケイテックは宣伝に費用をかけていないからなのだろう。
そしてほどなくして僕も「ケイテック」を愛する「ケイテッカー」になっていた。あれは,2016年GWの大リーグボールポイントでの釣果だった。
とにかくサイズからカラーまで非常にラインナップが多く,さすがは林圭一と唸った。それでも,自分なりの「お気に入りカラー」があり,それが冒頭写真である。
超ド安定のグリーンパンプキン(ないしウオーターメロン・上から3段目)。正直,自分の中では他のワーム同様「買わなくてもいいかも」と考えつつも,やはり買ってしまうカラー。
グリパンファイヤーなるカラー(上から2段目)は,買ってみたらよかったカラー。地味すぎて効かないときもあるのでスパイス的に使ってみる。
1段目はアユカラーであり,これを店頭で見たとき「これは釣れる」と思い込み買い占めた。たしか,渋谷のタックルベリーだったはず。水に馴染まず,しかし違和感がない。本物のアユとは当然異なるが,このカラーの実力も相当なものである。
グリパンチャート(上から4段目)は,2023年になってようやく「意味」がわかりかけたカラー。はっきりしているのは「濁っているときには特に強い」のが事実。
そして最終段のスカッパノン。このカラーの威力を知ったのは,2018年に開拓したロマンポイントだった。先行者が1匹釣ってすぐに帰宅してしまった。このポイントは外しているのかと思いきや,ロマンポイントを開拓したカラーでもある。
だからこんな風にジプロックに入れている。3インチが基本でたまに2.5インチを。
このワームに限らずケイテック製品は「カラー移り」がほぼない。唯一,グリパンチャートは「色が抜けて」いくことがわかったが,それもまた一興というところだ。
ダウンショットの威力を知るには1999年まで遡る。あの当時,すでに横利根・潮来前川でさえハイプレッシャー化し始めていた。そこでダウンショト専用の竿を買った(たぶんダイワ・ハートランドの安いモデル)。
ラインが当時は5LBフロロ。それまでナイロン6LBがライトリグだったが,操作性にびっくりした。TD-X2506Cという「ツイストバスター」「ABS」搭載のダイワスピニングでないとバックラッシュが多発したが,ダイワ・スピニングの開発能力に恐れ入ったものである。
以降,水郷時代には「それなり」の頻度で使用されたが,けしてメインではなかった。
メトロリバーは,原則超クリア。底の石が見えるのでルアーを沈めてみたら水深が5mもあった,なんてことはしばしば驚きだった。すなわち,基本「魚に気配をさとられない」方法が必要で,2023年頃から意識しているのが「コントラスト」である。
ルアー釣りは,このように無限の可能性を秘めているように思う。いま使っているものが最高なんてこともないだろうし,最低でもない。ただ,自分としては「自分で答合せするバス釣り」が好きで,結局飽きない。
そういえば,ずいぶん前に「川のスモールなんて”放置”ばかりで飽きますよ」とある釣具店に言われたことがあるが,2024年の自分は「そんな楽勝な釣りで釣れるならとっくに40UP量産ですよ」と言い返したいが,その店舗はとっくになくなってしまったな....。