『ナイン』の文庫本が新品で買えるということで買ってしまったが,さすがはあだち作品,すぐに飽きてしまう(笑)。
きっかけは,3/25の消化器内科受診。待っている間,診察室に『ナイン』があったのだ。
読み進めていくと既視感がある。「あだち充ワールド」はこの作品で完成されたというが,それだけではないと感じた。
体調がよくなった頃合いでアニメを探すもDVDなど皆無。
しかし,アマゾンプライムのオプションで3部作があることを知った。
無料登録期間に一気見した。
なるほど,古谷徹が主人公。優柔不断さをやらせたらさすがは古谷徹 アニメは1983年放映となっているから,自分の「アニメ時代」に合致する。
それにしても,坂本千夏演じる「元気な女の子」もこれまた怪演。坂本千夏さんの声,本当によくはまっていたよ。
そして塩沢兼人。もう,この声といったら「天才」。マクベ司令も好きだが,要は塩沢兼人だったんだろうなあ。
そんな風に,アニメ3部作をガッツリみてからの文庫本購入となった。おかげで,主人公やらの声が脳裏に浮かんでくる。
しかしだな,これは,どうなんだろう,という感じである。
青春時代ならともかく,感情移入できなくなっている老化現象がある。
まあ,文庫本だからかさばらなくてよかったな。