上流側から見た橋の全景
橋の横に立つ石橋を知らせる路標
輪石の一部が痛んでいるがそれでも現役で活躍している
やや斜め勾配になった橋脚
虫歯のようにボロボロになった欄干が歴史を物語る
一見、普通の道に見える下に橋が架かっている
那覇インターチェンジ近くの塔のようなビルの下付近になる
所在地 / 沖縄県那覇市首里赤田町 ・ 南風原町新川
架橋 / 琉球王朝時代 17世紀~18世紀
石工 / 不明
長さ / 4.0m 幅 / 3.5m
拱矢 / 0.8m 径間 / ?m
環厚 / 37㎝ 単一アーチ
下原(しちゃーら)橋は、那覇インターチェンジ近くを流れる安里川に架かる橋で、
南風原町新川と首里赤田町の境界にあり、
谷になった低地の集落の中にあるので、
一見普通の道だと通り過ごしてしまいそうな場所にある。
橋はかなり古いので、いつの架橋か詳細はわからないが、
琉球王朝時代に架けられた橋だと思われる。
橋脚は土手に合わせたように底部がせり出て勾配がついており、
側面から見るとアーチが蒲鉾型になっている。
壁石は野面で積まれ、輪石は一部痛んでいるが琉球石灰岩で巧みに弧を描いている。
下原橋へのアクセス
下原橋へは、那覇インターチェンジの北側の集落になるため、
県道82号線や環状2号線からも下りて行けるが、
沖縄自動車道の側道から集落に下りて行けば写真のような場所がある。
駐車は、橋の近くの道路の広くなった場所に駐車した。