渓谷を跨ぐアーチの向こうに滝が見える
橋の袂にある説明板
新しく架けられた橋の横に架かっている
魔林峡の深い渓谷に架かる念佛橋
輪石を横から見るほど内側はきれいに組まれていない
アーチの最頂部はほとんど輪石の厚さである
大きな輪石に比べ小さな石が壁石に使われている
緩やかなアーチ角度で弧を描いている
親柱に刻まれた架橋年月
道路を隔てた教順寺の下にある架橋記念碑
念佛橋の下は深い淵になっている
橋の200mほど上流にある 「 猿飛甌穴群 」
所在地 / 大分県中津市山国町草本
架橋 / 昭和3年12月
石工 / 甲斐伊蔵
長さ / 22.4m 幅 / 1.8m
拱矢 / ?m 径間 / 15.7m
環厚 / ?㎝ 単一アーチ
念佛橋は山国川の上流にある魔林峡 ( まばやしきょう ) といわれる渓谷の上、
国道496号線の脇にある教順寺の参道橋として架設された橋である。
昭和3年の架橋以前は丸太の橋であったらしく、
その橋を渡るときに人々は恐ろしさのあまり、
口々に念佛を唱えながら渡ったといわれることから、
橋の名前が 「 念佛橋 」 になったといわれている。
教順寺の下にある架橋記念碑によると、
教順寺の出資と地元の寄付金で架設されたとある。
石工は城井村 ( 旧・耶馬溪町 ) の甲斐伊蔵である。
念佛橋へのアクセス
念佛橋へは、国道212号線の旧山国町役場がある守実から右に英彦山方面に入って
約3.5キロほど行くと右側に教順寺の階段がある、
その道を隔てた左側の下に橋がある。
駐車は橋の袂に駐車した。