関脇時代から応援し続けてきた豪栄道が優勝した。
下馬評では、稀勢の里の綱取りばかりに話題が及んで、
豪栄道の ” カド番 ” というレッテルが評価を下げていた。
もともと豪栄道は、勝って当たり前の力がある力士なのに、
空回りばかりで、 「 勝たないと 」 という気持ちが
余計に相撲を守りに回らせ、小さくした。
以前、大関になった時に 「 強い力士 」 ではなく、
「 負けない力士 」 になって欲しい。
最低でも3打数2安打の10勝5敗以上をノルマにと、書いたことがあった。
今場所は、よく辛抱して頑張った。
本当におめでとう!
この優勝に満足すること無く、精進努力を積み重ねて、
負けない力士になってもらいたい。
『 念ずれば 花ひらく 』
中学、高校と
相撲界で優等生ゆえに
将来を期待された重圧と
勝てない苦しさ
綱取りどころか
勝ち越しの綱渡り
そんな辛い過去を払拭した
やっと掴んだ十四日目の勝利は
「 優勝 」 という
特別な勝利となった
『 念ずれば 花ひらく 』
この言葉に含まれた
八字十音に想いが開いた
平成28年9月24日
大相撲秋場所 ・ 両国国技館にて