「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

ゆいレール ・ 赤嶺駅 ⇒ 小禄駅  「 小禄豊見城 ( うるくとみぐしく ) 」

2016-09-18 11:38:00 | ゆいレール



ゆいレール 「 赤嶺駅 」









日本最南端の駅








赤嶺駅の下








※ 動画を再生すると、車内を流れる 「 小禄豊見城 」 のメロディーが聴けます。




赤嶺駅 ⇒ 小禄駅の間の車内メロディーは、 「 小禄豊見城・別名 ( 三村節 ) 」 が流れる。
小禄を ( うるく ) 、豊見城を ( とみぐしく ) 、垣花を ( かちぬはな ) と唄うわらべ唄は、
小気味いい節回しである。




『 小禄豊見城 』


小禄 豊見城 垣花 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ布織い話 あやみぐなよ 元かんじゅんどー

上泊 泊 元ぬ泊とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ塩たち話 雨降らすなよ 元かんじゅんどー

辻 仲島とぅ渡地とぅ 三村 三村ぬ女郎小達が
揃とうてぃ客待ち話 美ら二才から はい行逢らなや

潮平 兼城 糸満とぅ 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ魚売い話 安売いすなよ 元かんじゅんどー

赤田 鳥堀 崎山とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ酒たり話 麹出来らしよ 元かんじゅんどー


( 略 )

小禄村 豊見城村 垣花村の 三つの村の ねーさん達が
揃って布織りの話 模様を織り間違えるなよ 元がとれないよ

上泊村 泊村 元の泊村の 三つの村の にーさん達が
揃って塩炊きの話 雨降らすなよ 元がとれないよ

辻 仲島 渡地の 三つの村の ねーさん達が
揃って客待ち話 美男子が来ると良いね

潮平村 兼城村 糸満村の 三つの村の ねーさん達が
揃って魚を売る話 安売りしたら 元がとれないよ

赤田 鳥堀 崎山の 三つの村の にーさん達が
揃って酒造りの話 麹を上手くつくろう 元がとれないよ


小禄豊見城 ( うるくとみぐしく ) は、別名 「 三村節 」 とも呼ばれ、
昔の三つの村のそれぞれの生業や特色を唄い込んだ童唄である。
また、女の子が二人向き合い、片手を互いに合わせたり、
両手を一緒に合わせたりする遊戯の時にも唄われる。

小禄、豊見城、垣花の三村は、現在小禄と垣花が那覇市になっており、
豊見城も市として発展している。
かつて三つの村は琉球絣の産地であった。
潮平、兼城、糸満の三つの村は、糸満市に統合され、
旧、糸満は漁師のまちとして有名である。

上泊、泊、元の泊は、現在泊港がある国道58号線沿いの村で、
上泊は現在の新都心 ( おもろまち ) あたりであった。
辻 ( ち~じ ) 、仲島、渡地 ( わたんじ ) は、
国道58号線をはさんだ那覇のバスターミナル付近で、昔の遊郭街であった。
首里、赤田、崎山は酒造りの盛んな場所で、現在も多くの酒造所がある。

※ アン小 ( あんぐゎ ) とは、姉小で、未婚の娘のことを意味する。
    二才 ( にせた ) とは、若い男衆を意味する。




長崎県松浦市福島  「 土谷の棚田 」

2016-09-18 04:40:56 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣




































鷹島と金井埼の間に浮かぶ飛島と小飛島を見渡す高台に、
段々と連なる田んぼがある。
ここは 「 土谷の棚田 」 と言って棚田百選に選ばれた風光明媚な場所である。
そこで今日、 「 火祭り 」 が行われる。
 
そんな火祭りも今回で11回目を迎える。
棚田の畦道に設置された約3,000本もの灯籠に火が灯されると、
棚田が光の帯に彩られ、幻想的な光景が浮かび上がる。
 
 《 開催日時 》
  平成28年9月18日(日)小雨決行
  イベント 午後3時から
  点 火  午後6時

 《 会 場 》
  福島町土谷棚田周辺
  ( 松浦市福島町土谷免948-2 付近 )

 《 駐車場 》
  福島港仏崎荷揚場駐車場 ( 福島総合運動公園隣 )
  ( 松浦市福島町塩浜免2969 -8付近 ) 
  P1000台 ( 美化協力金500円、大型車は別料金 )
  ※棚田まで無料シャトルバスあり


船シリーズ ・ 野母商船 「 フェリー太古 」

2016-09-18 02:22:02 | 船 ・ フェリー ・ 港

































「 フェリー太古 」 は博多から五島を結ぶ定期フェリーである。
大正5年創業以来、野母商船の数多くの船に命名され親しまれてきた。
中国は北栄時代の詩人『唐庚』による漢詩の一節に、
「 静如太古 ( しずかなることたいこのごとし ) 」 より、
悠久の時を湛える海の静謐と、
航海の無事への祈りをこめて名づけられたものである。

そんな 「 フェリー太古 」 は、博多ふ頭を23:45分に出て、
五島まで寝ている間に連れて行ってくれる。
利用者にとっては、日中を有効利用できる利便性の良い船である。



● 全  長 94m
● 全  幅 14.4m
● 総トン数 1,598トン
● 航海速力 19ノット
● 旅客定員 350名
● 搭載車輌数乗用車換算 55台