ゆいレール 「 赤嶺駅 」
日本最南端の駅
赤嶺駅の下
※ 動画を再生すると、車内を流れる 「 小禄豊見城 」 のメロディーが聴けます。
赤嶺駅 ⇒ 小禄駅の間の車内メロディーは、 「 小禄豊見城・別名 ( 三村節 ) 」 が流れる。
小禄を ( うるく ) 、豊見城を ( とみぐしく ) 、垣花を ( かちぬはな ) と唄うわらべ唄は、
小気味いい節回しである。
『 小禄豊見城 』
小禄 豊見城 垣花 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ布織い話 あやみぐなよ 元かんじゅんどー
上泊 泊 元ぬ泊とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ塩たち話 雨降らすなよ 元かんじゅんどー
辻 仲島とぅ渡地とぅ 三村 三村ぬ女郎小達が
揃とうてぃ客待ち話 美ら二才から はい行逢らなや
潮平 兼城 糸満とぅ 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ魚売い話 安売いすなよ 元かんじゅんどー
赤田 鳥堀 崎山とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ酒たり話 麹出来らしよ 元かんじゅんどー
( 略 )
小禄村 豊見城村 垣花村の 三つの村の ねーさん達が
揃って布織りの話 模様を織り間違えるなよ 元がとれないよ
上泊村 泊村 元の泊村の 三つの村の にーさん達が
揃って塩炊きの話 雨降らすなよ 元がとれないよ
辻 仲島 渡地の 三つの村の ねーさん達が
揃って客待ち話 美男子が来ると良いね
潮平村 兼城村 糸満村の 三つの村の ねーさん達が
揃って魚を売る話 安売りしたら 元がとれないよ
赤田 鳥堀 崎山の 三つの村の にーさん達が
揃って酒造りの話 麹を上手くつくろう 元がとれないよ
小禄豊見城 ( うるくとみぐしく ) は、別名 「 三村節 」 とも呼ばれ、
昔の三つの村のそれぞれの生業や特色を唄い込んだ童唄である。
また、女の子が二人向き合い、片手を互いに合わせたり、
両手を一緒に合わせたりする遊戯の時にも唄われる。
小禄、豊見城、垣花の三村は、現在小禄と垣花が那覇市になっており、
豊見城も市として発展している。
かつて三つの村は琉球絣の産地であった。
潮平、兼城、糸満の三つの村は、糸満市に統合され、
旧、糸満は漁師のまちとして有名である。
上泊、泊、元の泊は、現在泊港がある国道58号線沿いの村で、
上泊は現在の新都心 ( おもろまち ) あたりであった。
辻 ( ち~じ ) 、仲島、渡地 ( わたんじ ) は、
国道58号線をはさんだ那覇のバスターミナル付近で、昔の遊郭街であった。
首里、赤田、崎山は酒造りの盛んな場所で、現在も多くの酒造所がある。
※ アン小 ( あんぐゎ ) とは、姉小で、未婚の娘のことを意味する。
二才 ( にせた ) とは、若い男衆を意味する。