雪が溶けないように石垣で囲まれた 「 雪 穴 」
雪穴へ向かう入り口の路標
山に入ると最初の路標
山道の途中のある路標
山道を10分ほど歩くと樹々の奥にフェンスで囲まれた 「 雪 穴 」 が見える
本庄の雪穴は東庵の発願で明治時代に造られた氷室は、
直径 5,3m、深さ 4,6mで、花崗岩の谷積で構築されている。
冬季に雪を運び入れ踏み固めて、茅などで覆い、
夏期まで雪氷を貯蔵し、病人の熱冷しに使用したものである。
内野東庵(1841~1926) は本庄村 ( 現・築上町本庄 ) に生まれ、
医師である父、蓬山のあとを継ぎ地域の医療に携わった。
また県道や萱切トンネル ( 横瀬―本庄 : 明治36年開通 ) 、
鉾立トンネルの開鑿・みかんの栽培・櫨の植樹・大楠の苗の移植など
産業、福祉、住民の生活向上に貢献した人物である。