地元の芦屋町に伝わる踊りをテーマにした 「 はねそ 」 は、
日本砂像連盟芦屋支部の作品である。
「 はねそ 」 は、江戸時代中期の
天明年間 ( 1781~89 ) に始まったとされ、
当時の歌舞伎役者が振り付けたものといわれる。
「 はねそ 」 の言葉の由来は、裾を跳ねるように踊る
「 跳ね裾 」 が転じて 「 はねそ 」 になったものである。
現在は裾を跳ねるような舞ではなく、優雅である。
一般の盆踊りで見られる輪踊りでなく、
横に2~3列になって踊るところが特徴である。
道幅の狭い道路で、初盆の家に設けられた祭壇に向かって踊るため、
必然的にこの形が生まれたものだと言われている。
「 はねそ 」 の目的は神仏供養だが、
今日まで中断されることなく続いているが、
後継者がなく、数年先が危惧される状況である。