ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

上醍醐 清瀧宮拝殿

2006-05-12 22:27:04 | 国宝の建築
上醍醐 清瀧宮拝殿です。
この建物も場所が悪く全体像が撮れませんでしたが、本殿から屋根全体を見下ろすことが出来ます。(拝殿より本殿に近寄れる神社も珍しい・・・)屋根だけ見てもさすがに美しい建物であることが解るので全体を見れないのが残念です。拝殿なのですが傾斜地に建てられているためか変った形をしています。普通の拝殿は拝殿の入り口からまっすぐ先に本殿があるのですが、ここは拝殿自体が傾斜地に建っているために横に入り口があります。写真がその入り口です。また傾斜がきついために拝殿から本殿に直接行く事が出来ない(階段も無い)し、拝殿から本殿を仰ぎ見ることも出来ないというヘンなつくりです。中を見れないので判らないのですが、もしかすると拝殿とは名ばかりで、ここで拝むようには出来ていないのかもしれません・・・

この後、来た道を戻ったのですが、帰りの早いこと早いこと・・・十五分程で下に着きました。下に降りると醍醐寺周辺にはもう殆ど人がおらず、時計を見ると6時過ぎでした。もう霊宝館をあきらめていたので少し上でゆっくりし過ぎました。でもまだ外は明るいし、どこか行くところは無いかなぁ?と考えていると、金曜日であることを思い出し、急いで車に乗りました。なぜかというと金曜日は国立博物館が8時まで開いているのです。ちょうど大絵巻展もやっているはずなので、この機会に見ておこうと思ったのです。
連休中なので本当に開いているのかちょっと不安になりましたが、駐車場に着くとまだ警備員の人がいてほっとしたのもつかの間で、なんだかいつもより車が多かったのです。ここに来る時は、ゆっくり見たいのでいつも金曜日の夜に来るようにしているのですが、駐車場がほぼ満杯になっている事は初めてでした。恐るべしゴールデンウィークです!
中に入るとやはり込み入っているところがあります。絵巻なので途中から見ても面白くないので、一番端から見ていくことになるためにみんな順番待ちをするのです。もし昼間に来ていたら大変なことになっていたかもしれません。それでも私は山登りの後の汗臭いにおいで周りの人に無言のプレッシャーを与えながら、比較的に自分のペースで見ることに成功しました・・・(真似はしないでください!)
なかなか見ごたえのある展示だったのですが、やっぱり絵巻一巻を丸々見せてほしいです。
コメント
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