おたる水族館名物、ペンギンショー!
主役はペンギンなれど、ショーを成立させているのは飼育員さん。「ペンギンに振り回されて困る」図のコミカルさが目玉なのです。
ペンギンたるもの、人間の都合に合わせて動いたりなんぞはいたしません。
おやつだけ手に、いや口に入れて何もせずに立ち去るやり口は、まさに狡猾そのもの。
しかしキミたち、プールに飛び込むのはそんなにイヤですか?
写真は、低い飛び込み台から飛び込む前にガッツリ食べる2羽。
でもそれは建前。たいていはここに上がっても、飛び込むのではなく(地上に)飛び降りるのでございました。
「おおっ!」
「ほんまに飛び込みよったで~。」
ペンギンの皆の衆がビックリしたみたいに注目しています。
低いほうの台から、ついに飛び込みましたよ! 飼育員さんの指示(手)に合わせて。
という図なのですが・・・。
飛び込みの向きがちょっと不自然ではありませんか?
じつは、サカナにつられて「落ちた」のでございました。
飼育員さんの手が指示しているみたいなのは、後出しです。
盛り上がるペンギンショー、種目はすでに次に進んでおります。
遅ればせながら台に上がった1羽も、ピョンと飛び降りて駆けつけようとしています。
次の種目ではどんな小ずるい技が見られるのでしょうか。
楽して儲けようと知恵を絞るペンギン対なんとか動かそうと餌でつる飼育員さん。
両者のコラボで愉快なショーは進行するのでございました。
「小ずるいやて、シツレイなこと言わんといてや。」
「ワシら正々堂々やってまっせ。」
そうです。彼らは正々堂々と・・・盗み食いしているところなのです。
高飛び込みの選手を確保すべく飼育員さんがバケツから遠ざかると、無防備なバケツを急襲、包囲の上、食べほーだい。
ですが、これもショーの筋書きなんでしょう。大ウケの爆笑がとれる、クレバーな演出ですね。
ショーの締めくくりは、高飛び込み!
飛び込み台の上で思いのままに食べたら、ソレッ、行きましょう~。
というわけで、最後にイカすところを見せてくれるフンちゃんです。