「うむ、そろそろ奉仕の時間じゃの。」
エディンバラ動物園のキングペンギン『Sir Nils Olav』は、世界でただ1羽の、ナイト爵を持つ高貴なペンギン様です。
「どれ、イワトビよ、案内いたせ。」 「は。本日はこちらでいかがでございましょう。」
じゃないんだけど、イワトビと一緒にちょっと端っこのほうに向かっています。
「くわ~っ! 余はサー・ニルス・オーラフなるぞ~!」 高らかに自己主張するサー・ニルス。
「ではこれにて私めは失礼つかまつりまする。」 みたいに去って行くイワトビ。
このポーズ、キングの首がどれだけ伸びるかの標本みたいですね。
ニルス卿のフリッパーがフリンジ状になっているのは、この年の換羽をパスしてしまったからです。次回換羽すれば、ピカピカのお姿に戻るでしょう。
続きは25日です。