京都市動物園のフンボルト亜成鳥です。ほんわり白いほっぺがラブリーなお顔を、よーく見てみましょう。
まずは耳。耳たぶがなくて小さな穴が開いているだけなので、羽に覆われてしまい、この状態では見えません。目の斜め後ろ下にあるのですが。
続いて口。クチバシの堅い部分だけでなく、もっと外側から開くことがわかります。「耳まで裂けた口」は無理ですが、「ほとんど目の下くらいまで裂けた口」ですね。下、拡大写真です。
次に目。黒い目に縦の白い線が入っています。これは第三のまぶた『瞬膜』の端。目のクチバシ寄りに収納されて、後ろ側に向かって眼球を覆います。水中では瞬膜で目を覆っています。陸上でも、時々瞬きするように動かしているのが見えます。
鼻は、上クチバシに開いている穴です。年をとるとクチバシがゴツゴツしてくるので、ちょっとわかりにくくなります。
上クチバシ先端は、鍵のように曲がっています。下クチバシはこれを受ける形にくぼんでいるので、獲物を逃しません。本気で攻撃すれば、飼育員さんのゴム長靴に穴を開けてしまうくらいの威力があるそうです。