名前
フォン・ブール
場所
ダイデスハイム・ アン・ デア・ ヴァインシュトラーセ
特記
2003年、2004年と醸造責任者や外交担当者が交代、並びにエコワインへと転換を図る。さらに、店頭売り依頼の体制に変わるなど、その醸造所の貸与関係などに加え、独自の経営体制を採用している。そして、2005年よりツ・グッテンベルク家からアーヒム・ニーダーベルガーに貸与契約ごと売却されたようである。つまり、バッサーマン・ヨルダンとフォン・ブールは先祖帰りして同族の醸造所となった。資本家の次ぎの狙いはロバート・ヴァイルだろうか、それとも世界四位規模を誇る発砲ワイン醸造所シュロース・ヴァッヘンハイムだろうか。
履行日時
2007年10月7日
試飲ワイン
2006年ファン・ブール(ダイデスハイム)辛口リースリングQba、
2006年ダイデスハイマー・ヘアゴットザッカー 辛口キャビネット、
2006年フォン・ブール(フォルスト)辛口シュペートレーゼ、
2005年フォルスター・ペッヒシュタイン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・ペッヒシュタイン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・ウンゲホイヤー グローセス・ゲヴェックス、
2004年フォルスター・イエーズイテンガルテン グローセス・ゲヴェックス、
2005年フォルスター・イエーズイテンガルテン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・シュペートレーゼ、
2004年フォルスター・ウンゲホイヤー アウスレーゼ、
2001年フォルスター・ペッヒシュタイン リースリング・ゼクト ブルート、
2005年フォン・ブール ヴァイスブルグンダー・ゼクト エクストラブルート、
2001年フォン・ブール ピノ・ゼクト、ブルート、
1999年フォン・ブール ブラン・デュ・ノワール・ゼクト、ブルート、
全十四種類。
感想
最初のグーツワインはラインヘーレ独特の香味があるが苦味も出ている。ヘアゴットザッカーは、バッサーマンのものよりも風味がある。シュペートレーゼは、酸が適度に効いていて重くならないのが素晴らしい。グランクリュの中では2006年産のペッヒシュタインは土壌の特徴が充分に出ていて秀逸であるが、しかし開きかけの2005年産には若干残糖感がある。さらにウンゲホイヤーになるとそれが強くなるが、好みの問題程度。イエーズイテンガルテンでは、2004年産は酸も強く石油風味が特徴で寿命の長さを想像させる一方、2005年産は酸が弱い反面石油風味にフローラルのボリューム感があって幾らか早飲みであろう。甘口のシュペートレーゼは、砂糖味が全く無く、酸も適当に効いているので食事にも使える。その傾向はアウスレーゼにもあり8.5%のアルコールにして、素晴らしい貴腐ワインである。ゼクトは、ペッヒシュタインのものがその土壌から大変面白く、手間隙掛けてシャンペン風に自家製造しているのが恐れ入る。ヴァイスブルグンダーは極辛で味があまりないが現時点では酵母香が頂けない。
総論
新醸造親方ミヒャエル・ライプレヒトは、ミュラー・カトワールの名親方シュヴァルツ氏の弟子でもあり、実は彼の後継者に推薦された事情もあるように、若いながらもその才能は伺える。地所の個性を出せなかった前任者のものとの品質の差は顕著で、残糖感もなくなっている。苦味などが減ったのは設備投資が、それに貢献しているのか?元来、ドイツ屈指の名地所を保有しており、グランクリュの領域で、どうしてもリードしていかなければいけない醸造所であることを考えれば、この交代やバイオ生産化はワイン愛好者にとっては大変喜ばしい。反面、販売体制やその他の企業機構上の問題は端々に見受けられて、我々を憂慮にさせる。同時に期待は大きく、全体の経営判断の中で、適当な価格で高品質なワインを提供して貰えるのは、資本家にとっては兎も角、我々には喜ばしい。そのものワイン愛好家の狙い目は、軽めだが比較的早飲み出来る手ごろなグランクリュの数々、好みの地所のワイン各種、酸を効かせた貴腐ワインであろう。
参照:
ワイン三昧 四話'06年I [ ワイン ] / 2006-04-03
リースリングに現を抜かす [ ワイン ] / 2006-01-23
役立たずの旧ヨーロッパ [ 雑感 ] / 2007-03-21
フォン・ブール
場所
ダイデスハイム・ アン・ デア・ ヴァインシュトラーセ
特記
2003年、2004年と醸造責任者や外交担当者が交代、並びにエコワインへと転換を図る。さらに、店頭売り依頼の体制に変わるなど、その醸造所の貸与関係などに加え、独自の経営体制を採用している。そして、2005年よりツ・グッテンベルク家からアーヒム・ニーダーベルガーに貸与契約ごと売却されたようである。つまり、バッサーマン・ヨルダンとフォン・ブールは先祖帰りして同族の醸造所となった。資本家の次ぎの狙いはロバート・ヴァイルだろうか、それとも世界四位規模を誇る発砲ワイン醸造所シュロース・ヴァッヘンハイムだろうか。
履行日時
2007年10月7日
試飲ワイン
2006年ファン・ブール(ダイデスハイム)辛口リースリングQba、
2006年ダイデスハイマー・ヘアゴットザッカー 辛口キャビネット、
2006年フォン・ブール(フォルスト)辛口シュペートレーゼ、
2005年フォルスター・ペッヒシュタイン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・ペッヒシュタイン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・ウンゲホイヤー グローセス・ゲヴェックス、
2004年フォルスター・イエーズイテンガルテン グローセス・ゲヴェックス、
2005年フォルスター・イエーズイテンガルテン グローセス・ゲヴェックス、
2006年フォルスター・シュペートレーゼ、
2004年フォルスター・ウンゲホイヤー アウスレーゼ、
2001年フォルスター・ペッヒシュタイン リースリング・ゼクト ブルート、
2005年フォン・ブール ヴァイスブルグンダー・ゼクト エクストラブルート、
2001年フォン・ブール ピノ・ゼクト、ブルート、
1999年フォン・ブール ブラン・デュ・ノワール・ゼクト、ブルート、
全十四種類。
感想
最初のグーツワインはラインヘーレ独特の香味があるが苦味も出ている。ヘアゴットザッカーは、バッサーマンのものよりも風味がある。シュペートレーゼは、酸が適度に効いていて重くならないのが素晴らしい。グランクリュの中では2006年産のペッヒシュタインは土壌の特徴が充分に出ていて秀逸であるが、しかし開きかけの2005年産には若干残糖感がある。さらにウンゲホイヤーになるとそれが強くなるが、好みの問題程度。イエーズイテンガルテンでは、2004年産は酸も強く石油風味が特徴で寿命の長さを想像させる一方、2005年産は酸が弱い反面石油風味にフローラルのボリューム感があって幾らか早飲みであろう。甘口のシュペートレーゼは、砂糖味が全く無く、酸も適当に効いているので食事にも使える。その傾向はアウスレーゼにもあり8.5%のアルコールにして、素晴らしい貴腐ワインである。ゼクトは、ペッヒシュタインのものがその土壌から大変面白く、手間隙掛けてシャンペン風に自家製造しているのが恐れ入る。ヴァイスブルグンダーは極辛で味があまりないが現時点では酵母香が頂けない。
総論
新醸造親方ミヒャエル・ライプレヒトは、ミュラー・カトワールの名親方シュヴァルツ氏の弟子でもあり、実は彼の後継者に推薦された事情もあるように、若いながらもその才能は伺える。地所の個性を出せなかった前任者のものとの品質の差は顕著で、残糖感もなくなっている。苦味などが減ったのは設備投資が、それに貢献しているのか?元来、ドイツ屈指の名地所を保有しており、グランクリュの領域で、どうしてもリードしていかなければいけない醸造所であることを考えれば、この交代やバイオ生産化はワイン愛好者にとっては大変喜ばしい。反面、販売体制やその他の企業機構上の問題は端々に見受けられて、我々を憂慮にさせる。同時に期待は大きく、全体の経営判断の中で、適当な価格で高品質なワインを提供して貰えるのは、資本家にとっては兎も角、我々には喜ばしい。そのものワイン愛好家の狙い目は、軽めだが比較的早飲み出来る手ごろなグランクリュの数々、好みの地所のワイン各種、酸を効かせた貴腐ワインであろう。
参照:
ワイン三昧 四話'06年I [ ワイン ] / 2006-04-03
リースリングに現を抜かす [ ワイン ] / 2006-01-23
役立たずの旧ヨーロッパ [ 雑感 ] / 2007-03-21