Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

居たたまれない赤味

2007-10-26 | 
一昨日当たりは、熱気味であった。寒くなると散歩も億劫になって回数が減っている。しかし、先週よりも色が濃く黄色から赤みが交じってきた様子を見ると、居ても立ってもいられなくなった。

歩き出すと、夏の夜半よりも体が温まり難く、どうしても距離を歩いてしまう。夏の内は汗を掻きそうになれば戻っているのだが、今ともなれば体が温まるのが丁度その頃で、それから同じだけ離れたところまでやってくると、結局全体で四倍もの時間と距離を歩いてしまっている。

何よりも、今の時期は葡萄は殆ど摘み取り去れていて、耕運機を使って、足元を耕しているかと思うと、枝を切り落として葡萄の古木を抜こうとしている地所もある。昨年は収穫出来ずに、今年もあまり良くない葡萄が実っていたプリミエクリュの地所である。ミクロ気候を考えていたのだが、土地改良してクローンの入れ替えをするのだろう。

また一列だけ残して、アウスレーゼかアイスヴァインを狙っているものもあって、ネットの間から写真撮影する。

同じように綺麗に耕した地所を見ると掘り起こした石が置いてあって、典型的な雑食砂岩が見られるのはフォルスター・エルスターであった。黒く玄武岩が交じっているのが面白い。

今これを書きながら今年の日常消費ワインを飲んでいる。既に間違いなく三ダースは消費している。しかし、驚いたことに、昨日までとは異なり、再び成長しているのである。先ず、今まで一度も感じなかったペトロの匂いが幻か思い、再び確認すると、今度は石油コンビナートに続いて一面のお花畑が広がりそうなのである。

これほど単純なリースリングで、手ごろな価格で、何杯(倍)も楽しませてくれるワインは珍しい。ただ美味いとか不味いとか、好きとか嫌いとかの問題ではないのだ。時間の流れと共に、発見し合いながらお互いに成長して行く、若い恋人達のような関係を、こんなに何処にでもあるような普通のワインともち得る幸せなのだ。そして、別れは必ずやって来るのである。
コメント (2)
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