Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

Fast In, Fast Out!

2009-06-08 | ワイン
ワールドカップに日本代表が一番乗りと世界中で報道されている。もちろん口の悪い我らは、ファスト・イン、ファスト・アウトと自動車教習所のような言葉を後に付ける。ドイツ大会でのそれのように。

一週間前の土曜日にワインをゲオルク・モスバッハに取りに行った。グランクリュの2007年産フロイントシュトュックが今でもとてもよかったので予約しておいたのと、三月に予約しておいたソヴィニオン・ブランの二樽目を回収しに行ったのだ。更にシュティフトを試飲して一本試しに購入した。

自宅で飲んでみて、2008年の酸がやはり泥臭さを和らげていて悪くないと思わせた。価格の7.20ユーロもビュルックリン・ヴォルフの8.90のグーツヴァインやフォン・ブールの8.20のそれに比べて大変お得で、品質も甲乙付け難い。寧ろ、このシュティフトの方が長持ちしそうである。

売り子の女の子に言わせると、まだ瓶詰めからあまり経っていないので早いと言うが、私は楽しめる内に楽しんでしまいたいという気もする。但し、価格も同じ醸造所のグーツヴァインよりは大分高いので纏めて買えるかどうかは疑問である。

さて第二樽の方はご主人に言わせると、「殆ど第一樽とかわんないよ」となるので、負け惜しみで「それでも、一寸は熟精度が高いんじゃない?」と反論する。

自宅で試すと、なるほど殆ど同じなのだが、一寸角が落ちている感じがする。それが樽違いのせいか、経年のせいかは比べて見ないと分からない。一樽の最後の一本を開けて比較してみるつもりだ。何れにしても、数週間の差であるから違いは最少に違いない。

支払いを払おうかと思っていると、日本人らしき男女が入ってきた。話し声に聞き耳を立てているが、明白ではない。関西訛りならばすぐに分かるのだが、関東訛りの明晰さも聞きとれないので、第三国人かと思った。それでも暫らくすると日本語らしき曖昧な発音も聞き取れたので声をかけた。

マンハイムに住む女子学生と日本BASFの駐在者らしい。一人は既に四年もいると言うから驚きだが、同じ高分子関連のご近所に住む東北大で博士号を修得したシナ人の事を話すと知っていた。

この醸造所へは二度目の訪問らしい。BASFの生協の方が品揃いが豊富と思うのに態々足を運ぶところを見るとお気に入りなのだろう。なるほど日本でも評判の良い醸造所である。

殆ど話も伺う事もなく急いで辞去する。



参照:
身体に染み渡り薬になるもの 2009-06-02 | 生活
ライヴカメラを覗いてみる 2006-06-13 | ワールドカップ06
カイザースラウテンの暗影 2006-06-14 | ワールドカップ06
侍列車-十三日付紙面 2006-06-16 | ワールドカップ06
コメント (10)
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