Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

自転車操業中の聖週間のお慰み

2010-03-29 | 料理
ワイン試飲の金曜日の一日については述べる事が多過ぎて纏めるのに時間が掛かる。朝十時前から夕方五時まで、昼食時を除いて飲み続けた。昼アルコールを飲まなかったので車の運転にも支障は出なかった。更に昼休みが効いて、吸収状況が良かったのかアセトアブデビトの生成もなく血中濃度も落ち着いていたようだ。その分、肝臓は疲れたようで、明くる日は運動後のように爽快に近い疲れを感じた。ここまで行くと飲酒もスポーツの一部のように感じる。いつもは問題となる腸にも負担が掛からず至極調子の良い試飲の一日であった。

手元不如意のため、その前日まで注文を控えていたCDも売り切れずにあったので、月末までの自動者クラブの6ユーロの割引で、五枚二種類のバッハの録音が24ユーロで入手出来そうである。生では何回も体験しているマタイ受難曲の録音がカセットテープでしかないと気がついて、CDでも三枚組みになるそれを注文したのである。入荷出来れば来週の聖金曜日までに手もとに届くかも知れ無い。同じコンツェルト・ヴォカールの演奏を2002年に続き昨晩聞いて来たので、こうした音源で予習することはあっても普通はそうした生の感興を大切にしたいのでなかなか同様の1990年代の演奏実践の録音を聞きたいとは思わないのが人情ではないだろうか。

しかし、今回は演奏実践の特徴以上に、楽曲の細かなところを詳しく研究できるのが嬉しく、実演でピックアップした点だけでも大変に知的好奇心旺盛である。いかにこのマタイ受難曲というものがバッハの楽曲創造の中でも異色なものかが良く分かったので、その一端だけでも垣間見てみたい。聖週間中の「慰み」に間に合うだろうか?更に、もしそのCDが入手困難となっても少なくとも送料無料で二枚組みの聖霊降臨祭関連のカンタータが七ユーロちょっとで入手出来るのも有り難い。そしてお支払いは一月先である。

それにしても、こうしたメディア業界は、昔日本の方々に在ったような廃れた市場のようにまるで互助会のようにな有様になって来ている。

お支払いは先送りになる例では昼食に停めておいた時に屋根瓦が落ちて後部のガラスびついた傷だろうか。深くは割れていないから温熱曇り止め電熱を使う内に拡がってくるかもしれない。トランクルームの蓋に瓦の大きめのかけらが乗っていたので驚いたが、保険を使えば不幸中の幸いといえるかも知れない。もちろん保険会社が保障を家の持ち主に求めれば自己負担分も回収できるかもしれない。急いで直す積りはないが、一度序でに見せに行こう。

その昼食には、昨年の秋に歩きに出かけた池でとれた鯉の大きな切り身のフライを食した。小骨が少し邪魔であったがお味はなかなか良くて、自宅では絶対食さないだろうが、臭みもなくて精がついた。



参照:
久 しぶりの喰った鱒料理 2009-09-22 | 料理
コメント
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