Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

収穫量の少ない夏の日の収穫

2010-08-11 | アウトドーア・環境
結局人待ちの日になって仕舞ったが、早朝に散歩して、床屋にだけは行けた。この時期になるとサマーカットにするタイミングが重要になってくる。上手い時期に短くすれば秋まで気持ち良く過ごせるからである。

「長く顔を見せなかったね」と言われて、「フランスに行ったあと来たわけだから六月終わりか七月には」と答えた。「八月初めにこれほど涼しかった覚えはなく、観天望気では天気となっているのだがどうしたものかな?」とふると、「観天望気の天気は正しく、必ずしも暑い必要はないからね」とその通りである。

もちろんのこと涼しいことは良いことで、「2007年から続いている良年が今年も続きそうだね」と喜ぶと、「今年は質は兎も角量は大分落ちるらしいよ。60ヘクトリッターだから」と、それなら「全部がグランクリュじゃない」と笑った。

実は床屋に入る前に、葡萄を全く落としていないのに気が付いていて、不思議な感じがしたのであった。要するに、収穫量制限どころではなくて、収穫が悪いのである。覗いてきたダイデスハイムの地所「パラディースガルテン」や「ランゲンモルゲン」もグランクリュ地所であろうがなかろうが殆ど様子は変らない。ただ一軒、クリストマン醸造所のグランクリュなどに良く手が入っていることは確認出来たが、その他の葡萄は二桁に至ろうかという房が付いているものまであった。これはどうしたことかと思ったのである。

要するに2008年の豊作と比べると三分の一ほどの収穫になるのではなかろうか。簡単に想像すると、安いワインはあまり良いものが出ないだろう。2004年産のように酸が強い、熟成度の低いものになるのだろうか。少なくとも現時点での葡萄の粒は皮もしっかりしているようで期待が出来る。上等のワインはそもそも収穫量が少ないからその影響見少ないだろうが、裾ものの売り上げはやはり落ちるに違いない。今年の内に来年も楽しめる適当なワインを仕入れて置くべきかも知れない。

パン屋もバイエルンのケーニッヒゼー辺りで休暇を過ごしてきたようだ。しかし、いつもとは限らないこんなに美しい夏のワイン街道を、リースリング片手に楽しまないと言うのはあまりにも惜しく、全く灯台元暗しに違いない。
コメント (2)
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