Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

手塩にかけて育てる

2013-02-09 | アウトドーア・環境
雪の中で作業をしている。ゲオルク・モスバッハー醸造所が手に入れたヴァッヘンハイマー・ゲリュンペルでの枝の整理だろう。通常ならば態々悪天候で大人数で急ぐことはないのだろうが、まだ二年目も収穫なので、雪で折れることを憂慮したのだろうか。

こうした仕事が持続性のある生産と、質につながるのである。農協の機会摘みの手入れではたとえ安くても質に関して話にならないのは当然なのである。量産云々の問題ではなくて手を掛けなければよい農産物は収穫されない。

勿論、ワインも酒であるからアルコールさえ適当に入っていて、憂さ晴らしに美味しく酔えるだけで、就寝時に喉が渇いてもあくる日頭が痛くなっても別にかまわないというなら、安い質の悪いワインを選択すればよいのである。

車中のラディオは、試験管ベビーの父親を知る権利で勝訴した本人がインタヴューに答えていた。社会的な父親と遺伝子的な父親の両方を知る権利が認められたことを喜んでいる。勿論、知られたくない親や精子提供者の立場とは別に本人の権利として認められたわけだ。しかし、自分の素性についてすべてを知っている人間などはいないのではないだろうか?先祖代々とまではさかもどらなくても、親のことも確信しているとは限らないのである。そのように考えると、試験管ベビーを選択した親の義務としか思われない。それならばそれも正しいかもしれない。



参照:
年の特徴と成果 2012-11-04 | 試飲百景
克服すべき倫理と回答 2007-06-12 | 数学・自然科学
コメント
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