月曜日に続いて沢沿いを駈けた。起床から時間が経っているので本来ならば攻めたいのだが、天候のせいもあってかもう一つその気にはならなかった。更に出かける服装のこともあるのであまり汗を掻きたくなかった、そして足の疲れを残したくなかったので、峠攻めは断念したのだった。だから軽く流す感じで走り出した。それでも往路12分だった。しかし歩数を見ると2040歩と可成り多い。これは13分に近いタイムだと感じた。15分過ぎ頃から徐々に酸素量の影響が出て来るが、そこでのかつてのような大きなランニングハイへの落差が無くなっているのを感じた。少し息苦しさを感じた後で、直ぐにギアーチェンジが出来るようになってきているのだ。
そしてラストスパートしてゴールに走り込む。万歩計を見ると24分、4066歩だった。このコースを頻繁に往復するようになって半年ぐらいだろうか。初めて24分が出た。往路よりも復路が歩数が少ない。理由は分からないが、走り出しで歩数が伸びず、往路後半で歩幅が縮む傾向があるのだろう。
先日、本年最初のCD落穂拾いをした。今回はあまり魅力的な安売りは出ていなかったので、ウィッシュリストに入れていたものから、2ユーロ安くなったものに目を付けた。プロコフィエフ作曲「ロミヲとジュリエット」全曲を小沢指揮ボストン交響楽団が演奏した名盤である。更に廉価版として出ているのであるが、購入者の評価を読むとブックレットが充実していてとても美しいボックスとなっているとあったので、欲しかったのだ。その付加価値を吟味したくなったのだ。一枚当たり7ユーロは決して安くはなく、やはり誰かが書いているようにデジタル録音の割には演奏雑音が多くて、あまり録音は良くないとある。なるほどネットで試聴してみるとまるでライヴ録音であるかのように騒がしい。理由は分からないが、地元のホールで一挙に録り終えたのだろうか?購入したベルリンのフィルハーモニカ―との交響曲全集が予想以上に良かったので、演奏自体は期待しているが、録音芸術としてどの程度まで至っているのだろう。
もう一つ小沢征爾が振ったパリの放送交響楽団が演奏するビゼーの管弦楽集を発注した。これは7ユーロしない。これも手元に録音の無い曲などがあるのでお得だと思った。小澤征爾の録音の集大成としてその全てを振り返って評価するべく、全集その他が発売されるようになったが、現役版の中でこうして安売りを落穂拾いするのはその活躍の全盛期を見聞きした者としては当然かもしれない。プロコフィエフの録音においても、ロシア人の情感的なアプローチよりも小沢などの演奏実践を高く評価する向きは世界中に少なくなくて、恐らくこの辺りが将来とも残る録音の一つとなるのだろう。それほどこの指揮者の録音を集めてはいる訳ではないが、これだけはリファレンス録音として置いときたいと思うものは少なからず存在するのである。嘗てのアナログ時代と比べてデジタル時代にそうした名盤が少ない訳ではないが、アナルグ時代にもその数は限られていたので、後年名盤が増えた訳でもなさそうである。
どうしても買い損ねたCD名盤となると1980年代の中盤、つまりアナログからデジタルへの移行期にLPとCDの両方で発売された録音が多い。名盤かどうかは分からないが、フォン・カラヤンの最後の制作録音と言われるヴェルディ作曲「仮面舞踏会」の二枚組が9ユーロしなかったので、これも購入した。指揮はどうであれドミンゴが歌って、ヴィーンの座付管弦楽団が演奏しているのでお得であろう。晩年は、指揮する管弦楽団の関係でオペラ上演を盛んに指揮していた事情があるのかもしれないが、このような録音のあることなど知らなかった。
同じようにその五年前の最後の録音となったカール・ベーム指揮の第九交響曲を注文した。CDでは初めてのベートーヴェンの交響曲で、試聴するとなかなか録音が良いのだ。そして、復活祭週間に「ばらの騎士」を演出するブリギッテ・ファスベンダーが歌っていて、ベリー、ドミンゴ、ノーマンとなると帝王のオペラ以上に豪華キャストなのだ。8ユーロと決して安売りではないのだが、とてもその録音には期待している。
そして6ユーロしないヤナーチェックの管弦楽集をマッケラス指揮のヴィーンの座付管弦楽団が演奏したものである。この指揮者はヤナーチェックのオペラを全曲録音しているのだが、これも丁度アナログからデジタルへの移行期に当たっていて、安くてもなかなか買い辛い商品となっている。今回のものもアナログ録音も入っているかもしれないが、殆ど馴染みのない曲もあって、室内楽などしか手元に録音がないので、とても重宝するCDである。
自動車クラブの割引6ユーロを引いても一枚当たりの価格はそれほど圧縮されなかったが、ウィッシュリストが軽くなっただけでも良しとしておこう。こうした安売りが続くような時期は、LPの中古が大きな市場を持っていた時のように、永遠には続かないかもしれないのである。それどころか新しい優れた制作録音にあまり期待できなくなった時代であるから、こうした市場自体が続かないのはむしろ見えているのだ。
参照:
会長のお膝元の厳しい結果 2014-11-20 | ワイン
ヘーゲル的理性の策略? 2014-03-04 | 文化一般
そしてラストスパートしてゴールに走り込む。万歩計を見ると24分、4066歩だった。このコースを頻繁に往復するようになって半年ぐらいだろうか。初めて24分が出た。往路よりも復路が歩数が少ない。理由は分からないが、走り出しで歩数が伸びず、往路後半で歩幅が縮む傾向があるのだろう。
先日、本年最初のCD落穂拾いをした。今回はあまり魅力的な安売りは出ていなかったので、ウィッシュリストに入れていたものから、2ユーロ安くなったものに目を付けた。プロコフィエフ作曲「ロミヲとジュリエット」全曲を小沢指揮ボストン交響楽団が演奏した名盤である。更に廉価版として出ているのであるが、購入者の評価を読むとブックレットが充実していてとても美しいボックスとなっているとあったので、欲しかったのだ。その付加価値を吟味したくなったのだ。一枚当たり7ユーロは決して安くはなく、やはり誰かが書いているようにデジタル録音の割には演奏雑音が多くて、あまり録音は良くないとある。なるほどネットで試聴してみるとまるでライヴ録音であるかのように騒がしい。理由は分からないが、地元のホールで一挙に録り終えたのだろうか?購入したベルリンのフィルハーモニカ―との交響曲全集が予想以上に良かったので、演奏自体は期待しているが、録音芸術としてどの程度まで至っているのだろう。
もう一つ小沢征爾が振ったパリの放送交響楽団が演奏するビゼーの管弦楽集を発注した。これは7ユーロしない。これも手元に録音の無い曲などがあるのでお得だと思った。小澤征爾の録音の集大成としてその全てを振り返って評価するべく、全集その他が発売されるようになったが、現役版の中でこうして安売りを落穂拾いするのはその活躍の全盛期を見聞きした者としては当然かもしれない。プロコフィエフの録音においても、ロシア人の情感的なアプローチよりも小沢などの演奏実践を高く評価する向きは世界中に少なくなくて、恐らくこの辺りが将来とも残る録音の一つとなるのだろう。それほどこの指揮者の録音を集めてはいる訳ではないが、これだけはリファレンス録音として置いときたいと思うものは少なからず存在するのである。嘗てのアナログ時代と比べてデジタル時代にそうした名盤が少ない訳ではないが、アナルグ時代にもその数は限られていたので、後年名盤が増えた訳でもなさそうである。
どうしても買い損ねたCD名盤となると1980年代の中盤、つまりアナログからデジタルへの移行期にLPとCDの両方で発売された録音が多い。名盤かどうかは分からないが、フォン・カラヤンの最後の制作録音と言われるヴェルディ作曲「仮面舞踏会」の二枚組が9ユーロしなかったので、これも購入した。指揮はどうであれドミンゴが歌って、ヴィーンの座付管弦楽団が演奏しているのでお得であろう。晩年は、指揮する管弦楽団の関係でオペラ上演を盛んに指揮していた事情があるのかもしれないが、このような録音のあることなど知らなかった。
同じようにその五年前の最後の録音となったカール・ベーム指揮の第九交響曲を注文した。CDでは初めてのベートーヴェンの交響曲で、試聴するとなかなか録音が良いのだ。そして、復活祭週間に「ばらの騎士」を演出するブリギッテ・ファスベンダーが歌っていて、ベリー、ドミンゴ、ノーマンとなると帝王のオペラ以上に豪華キャストなのだ。8ユーロと決して安売りではないのだが、とてもその録音には期待している。
そして6ユーロしないヤナーチェックの管弦楽集をマッケラス指揮のヴィーンの座付管弦楽団が演奏したものである。この指揮者はヤナーチェックのオペラを全曲録音しているのだが、これも丁度アナログからデジタルへの移行期に当たっていて、安くてもなかなか買い辛い商品となっている。今回のものもアナログ録音も入っているかもしれないが、殆ど馴染みのない曲もあって、室内楽などしか手元に録音がないので、とても重宝するCDである。
自動車クラブの割引6ユーロを引いても一枚当たりの価格はそれほど圧縮されなかったが、ウィッシュリストが軽くなっただけでも良しとしておこう。こうした安売りが続くような時期は、LPの中古が大きな市場を持っていた時のように、永遠には続かないかもしれないのである。それどころか新しい優れた制作録音にあまり期待できなくなった時代であるから、こうした市場自体が続かないのはむしろ見えているのだ。
参照:
会長のお膝元の厳しい結果 2014-11-20 | ワイン
ヘーゲル的理性の策略? 2014-03-04 | 文化一般