Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

「そこで聞くこれが最後ね」と

2015-03-04 | 
週末からの2014年産ワインの本格的なシーズン始動に備えて、2012年産の資料を整理した。大体一年分で大きなファイルが一杯になる。過去のことに目を向けている暇はない。2014年産は2013年産よりも2011年産のように熟成度は高いが、とても酸が良いようだ。2013年産の繊細を超えることはないようだがボディー感のある本格的なリースリングに出合えるかもしれない。週末は各地で樽試飲が催される。VDPプファルツでは初の試みだ。どこの醸造所に出かけようか思案しているが、2014年産はまだ若いので殆ど購入することはないであろう。それでもここで傾向を見ておけば、2015年の購入計画が大体たてられる。

また週末に日本からのお客さんが来る予定なので、お土産用の購入に関しても物色して、少し話をつけておいた。限られた時間でスマートにスムーズに選択出来るようにするためだ。その足で、どこの樽試飲に出かけるかである。グーツリースリングを販売している醸造所もあるが、最近は本格的なリースリングに関してはあまり早飲みの価値がないことにも気が付いてきた。要するに分解した酸の場合の新鮮さもさることながら、そうした醸造所の場合どうしても酵母臭さなどの否定的な要素が隠せない場合が多いからである。最近はこう品質なリースリングばかりを物色しているので、酵母臭や亜硫酸臭があるととても喉を通らなくなってしまったのである。例えるならば、喫煙の煙を何とも思わなかった非喫煙者がそれから離れてしまうと、たばこ臭さにとても敏感になってしまうことに似ている。

YOUTUBEで日本の山スキーVIDEOを観た。ゴープロで撮影しているようだが、見ているうちに気分が悪くなった。理由は、低山の藪山などを滑っている感じは、木などが迫ってくるだけでとても視界が狭く、正直鬱陶しいのだ。普通に撮影しているならばそのような感じはしないが、ゴープロの写り方が面白いと感じるのは最初だけで直に草臥れてしまう。恐らくあの手の撮影方法は今後も素人撮影として使われるが、それほど定着しないと感じた。

藪山のスキーはスピードも出せないだけでなく、森林を滑るとの同じく視界が狭いので爽快さが皆無である。日本にも素晴らしい斜面は数えきれないほどあるのだろうが、森林帯の上部となるとどうしても場所は限られてしまうのだろう。苦労して登ってもそのような滑り方では何か報われない感じもある。反面雪崩の危険が少ないだけでも良しとするかであろう。昔から山スキーの紀行なども読んでいたが、こうしてヴィデオを観ても中低山でのそれはよく分からない。

自分自身マイスキーを手に入れたら、どこに行って試走してみようかと考える。雪の多い季節ならばシュヴァルツヴァルトなどでも試してみる場所はあるかもしれないが、春になればやはりアルプスまで行かなければ駄目だろう。いくつか候補はあるが、重要なのは駐車場から直ぐにスキーを履けるようなところでないと下って来て車まで歩くのも億劫である。やはりある程度の高度の駐車場から始めなければ駄目だ。

迷った挙句、SWF放送管弦楽団の最後のフランクフルト公演のティケットを購入した。日程が密なので結構厳しいが、当日自宅にいるのが辛くなるだろうと思って、兎に角購入しておいた。30ユーロを超えるので安くはないのだが、二部が無料で新しい曲を音楽監督のロースの指揮で聞けるのも楽しみだ。但しその前にマーラーの第六交響曲をメッツマッハーが指揮するので耳が戻るかどうかが疑問である。

兎に角、バッチをつけて当日は参上することで、文字通り名残りを惜しみたいのだ。新旧音楽監督以外の指揮では聞いたことがないので、どの程度の合奏をするのかも聞いてみたいのだ。アルテオパーのホールをどれぐらい鳴らせるのか?メッツマッハーの指揮も精々アンサムブルモデルン演奏ぐらいしか知らないので、大管弦楽団を上手に振るのか興味津々である。



参集:
なごり雪 イルカ、 
なごり雪 - イルカ、南こうせつ、伊勢正三
イルカ&南こうせつ なごり雪 (YOUTUBE)
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