Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

比較の仕様がないのか

2015-07-18 | 雑感
「no pasaran」と国会前で若者が叫んでいる。はじめフランス語かと思ったが、フランコ独裁政権と戦った共産党の使ったスペイン語だった。どこからその言葉が今使われているのかは知らないが卑近な例ではロシアのプッシーライオットが着ているTシャツに印字されているという。安倍はプーティンとは比較の仕様がないが、彼の権力者とは政治手法も大分異なるが、まさかロシア並みに日本国民がそれを叫ばなければればいけない状態になるとは考えてもみなかった。とても情けないことである。

新聞にパシフィズムが大きく捉えられていたように、旧社会党支持者ならば非武装中立論としてそれが捉えられていたのはお馴染みであるが、今でも大江健三郎などの知識人が九条護憲などとして、日本国憲法の特許であるかのように宣伝しているためにより一般的な視座が得られなくなっているのを感じる。パシフィズム自体はなんら新味のないイデオロギーであるから、特に若者のシュプレッヒコールにはあまり似合わない。

引き続き、ネットオーディオについて調べている。オーディオフィルの可能性である。そこで分析ソフトをダウンロードしてみた。そして今までダウンローしたもので感覚的に最もよさそうなVIDEOを分析した。バーデン・バーデンでのブーレーズ生誕90年のものである。なるほどサムプリング周波数は48KHzでハイレゾリューションなのは、SWR2によるそのままの中継をキャッシュに残っていたのをダウンロードしたので間違いない。しかしビットレートは意外にも125kbでAACだからMP3程度だった。これも一つのコンサートで3GB以上あるファイルだから、DVD程度と考えてよい。

そこで改めてDVDをコピーし直して、分析してみる。768ビットレートしか出ていないのは何故か分からないが、SACDに比較することは出来ないが、CD程度は期待できるのだろう。あまり安売りがなくてオペラのDVD二組しか所有しておらず、今後とも劇場中継以上の制作物が出てくる可能性は薄いのでどうでも良いのだが、PCからUSB-DACを使ってHiFiで流す音質もそれほど期待できないということになる。しかし、ネットでの素材も含めて、DVDの音を聞くために、外付けオーディオカードに相当するUSB-DACを調べてみる。勿論そこではハイレゾレーション再生が狙われていて、CDを超えた音響というのだが、既に調べてきたようにそのようなマスター相当の素材は有料でもなかなか入手できないのである。

CDの音響でさえ十分な市場がないところで、SACD市場さえ確立されないところで、一体どのような可能性があるのだろうか?そもそも一方マルティメディア自体にも未だにそれだけの制作品は殆ど生まれていない。そして今後とも制作費の膨大なマルティメディア作品が制作されることも殆どない。しかし、コンシューマー市場のない高価なUSB-DACなどが販売されているのだ。



参照:
ほのぼの家族の領域 2015-07-17 | マスメディア批評
なんかとてもかんじよいよね 2015-07-16 | ワイン
コメント
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