Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

合理的に物事を処理する時

2015-07-15 | アウトドーア・環境
フィリップスブルク原発一号機の廃炉問題がラディオニュースで報じられていた。それによると低・中汚染物の一時保管に伴う空気中への散乱を心配する地元と当事者で非公開の協議が行われているということだ。地元のフィリッププスブルクだけでなく近隣の町も説明を求めている。七千トンとかのその程度の廃棄物が分解されて保管されることによる汚染の心配である。廃炉グループ主任がラディオで語っていた場所の問題に相当するだろう。もしそうした廃棄物を完全に遮蔽するとなると更に大掛かりな廃炉作業になるに違いない。そしてラインの中ノ島のようなところにあるのだから河に流れるようなことがあれば更に汚染範囲は広がる。

法規的な問題は、廃炉による放射線管理は通常の管理規定で行われるが、監視機構の含まれる原子力発電法で廃炉作業も行うべきではないかとする住民側の意見で、何らかの監視の合意が必要になるに違いない。要するに原子力は経済的に合わないということに尽きるのだ。

もう一つ聞いたのは、世界では連邦共和国のギリシャへの強い姿勢などがアレルギーを以って受け入れられているのは本当かという話題であった。その答えは必ずしも容易ではなかったが、一方では誕生日を祝った当事者のショイブレ経済相が絶賛されたことでも分かるように必ずしも保守党においても一枚岩ではないということだ。世界に対してそのリーダーシップのあり方を絶えず検証しなければいけないのだ。客観的に、合理的な結論と要求をしただけなのだが、そのものが嫌われるのだろう。



参照:
うちの原発と蕾の加齢 2012-03-17 | 雑感
花冷えにPWRの白い天蓋 2015-04-04 | 暦
カウンター攻撃の自己欺瞞 2015-06-21 | 歴史・時事
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